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あたりまえの味覚の話

同じコーヒーを飲んでもその味わいの感じ方は人それぞれ。
ある人は酸っぱい、ある人は苦い、ある人は甘いなど。

僕がお客さんの好みをヒアリングして選んだコーヒーは、お客さんの反応を見る限りはだいたい合っている(ハズ!と信じたい)けれど、ごく稀に「うーん、ちょっと苦味が…(私の好みではないわ)」という方もみえます。

まだまだ修行が足りないなと思う反面、あのときの提案がなぜマッチしなかったのだろう?と考えてきました。

味覚は人それぞれに異なるから。

という、いわば常識といわれるものがありますが、それにしても「なぜ?」が尽きず、その原因を知りたいなと常々思ってきました。(#宮川気にしすぎ説)


味覚についての今回の参考文献はこちらです。

味覚以外の要素からなる「おいしさ」についての研究についての記述もあっておもしろいです。


結論からいうと、「味覚は遺伝の影響がかなり大きいから」。

1930年代には学者たちが味覚検査を親子鑑定への利用を検討していたほど。

結構意外なことに、僕たちの誰もが主に食べ物と関係する数種類の化合物に対して無嗅覚で、例えば人口の約1%はバニラの香りを感じられないそうです。

また、「スーパーテイスター」と呼ばれる、とくに苦味に対して非常に敏感な人も存在するのだとか。

実際、うちの社長(妻)は食べ物や飲み物の味わいにかなり敏感で、僕には感じ取れないものがあるところを見ると、彼女もスーパーテイスターの可能性ありです。

『人はそれぞれに違う味の世界に生きている』

常識と言われていることが揺るがない事実だと認識できるのは自信になりますね。

他者に味わいを伝えるとき、こうした事実に基づいて、もう一歩踏み込んだコーヒーの提案のアプローチを組み立ててみようと思います。


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