コーヒーの「二番煎じ」
「二番煎じ」と聞いて思い出すのはお茶。
紅茶でも茶葉や紅茶のバッグを替えずに2杯目を楽しむなんて方も多いのではないでしょうか?
僕の実家では「何番煎じなんだ…」というぐらい同じ茶葉を使い続けていました。(これは普通なのかな?)
当時の我が家はお茶を楽しむという概念が存在せず、むしろ水の代わりでした(笑)。
さて、今回の話題は「コーヒーの二番煎じ」について。
以前勤務していたお店では、カウンターのお客さんからはドリップする様子が手元まではっきりと見える作りでした。
お客さんと会話しながら淹れるコーヒーもなかなか楽しく、そこから色んな気づきも得られました。
「コーヒーって一回淹れたら粉捨てるの?もったいない!」
初めて聞いたときは率直に「ありえない」と思ったし、そもそも「そんなこと思いつきもしない」と衝撃でした。(今振り返ると「コーヒーはこうだ!」というバイアスの賜物でしたね(笑))
はい、そういうわけでやってみました。
できあがりは左です。
ちなみに普通に淹れたものが右。
お察しの通り、二番煎じのコーヒーは薄いです。
ただ、僕はまずいとは思いません。(これは意外だった…)
どちらかといえば、おそらくこういう味が好きな人もいるだろうなという印象。
今回淹れたのは、香ばしくほろ苦いタイプのコーヒーだったので麦茶のような味わいでした。
ちなみに香りは一煎目(コーヒーはそう言うのだろうか?)に比べるとかなり弱いです。
フルーティーなタイプのコーヒーなら紅茶に近くなりそうだなと思います。
「私はアメリカンが好きでね、お父さんが淹れたあとのコーヒーの二番煎じを飲むのよ」
以前の職場の常連ご夫婦の奥様がよくそんなことを言われていました。
(アイスコーヒーを注文されたときも「水で割ってちょうだい」と言われ、それがおいしいのだと)
お客さんとの会話の中には掘り出し物がたくさん眠っているし、それに対して「なぜ?」を掘り下げていくのが好きです。
知ってるようでまだまだ知らないことだらけです。
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