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コーヒーの学校 番外編

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コーヒーのことを書いたnoteです。 すぐに実践できそうなこと、日々の気づき、よく尋ねられることとその回答などを、僕の視点も交えながら記していきます。 コーヒー初めてみようかな?…
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2020年11月の記事一覧

おいしく淹れるのは、まずく淹れないこと

試合に勝つ方法は2通りある。 ひとつは相手よりも多く得点すること。 (100点取られても101点…

コーヒーはひとくち目の印象が大事

季節のブレンドづくりに忙しい。 これでドヤ! 社長に献上しても首を縦に振らない。 「とき…

コーヒーは主役でもあるし脇役でもある

「このおやつはどうやって作るんですか?」 コーヒー教室の最後に受けた質問に、心の中のリト…

経験値は「はかる」でクリアする

仕事としてコーヒーを淹れるとき、再現性を重要視している。 さっきのコーヒーは良かったけど…

コーヒーの濃度とバランスの問題

冬は濃い味が好まれやすい。 浅煎りコーヒーよりも深煎り。 レアチーズ(さっぱり)よりもベ…

隣人のコーヒー器具を気にしない

『隣の芝生 気にすんな。そもそも隣はマンションだ。』(石田意志雄著「プライドなんてポテト…

フルーツと味覚とコーヒーと。

フルーツを食べると味覚レベルが上がる。 とくにコーヒーにおいてはそう思う。 コーヒーの味わいを表現するとき、そのたとえにフルーツを持ち出されることが多い。 オレンジのような、 ピーチのような、 ブドウのような、など。 これはコーヒーの(とくに専門店のような)仕事に関わる人にとってはごく普通のこと。 実際のところ、コーヒーに含まれる酸味物質はフルーツがもつそれと同じものが多い。 そこに他の酸味物質や苦味物質が複雑に絡み合っているのがコーヒーだ。 店主に「ブドウ

淹れるコーヒーによって温度を変えてみる

コーヒーを淹れるとき、お湯の温度を聞かれることが多い。 「だいたい90℃ぐらい」と答えるが…

温度を下げながらドリップする

お湯の温度は、手っ取り早くコーヒーの味わいを変える要素のひとつ。 湯温が高いほど、コーヒ…

コーヒーを淹れる時間で味わいをコントロールする

時間は大切だ。 誰にも平等だし、過ぎた時間は戻ってこない。 だから上手に使うことが人生を…

コーヒー対決を興味の入口に設定してみた話

ドリップコーヒー対決に辛くも勝利した。 結果は7対6。(オーディエンス投票) お時間あれば…

おいしさのベースをつくるのはメンテナンス

30回に1回、必ずメンテナンスをすることを決めている。 コーヒー焙煎機の清掃だ。 以前、コ…

トレーサビリティーと安心

注文した荷物が時間指定で届く。 あと5分しか店にいられないのに… 荷物の場所を確認すると…

深煎りコーヒーをうすめてみる

寒い。 お店の床はコンクリートなので、暖房が効く前の準備中は上着にマフラーが必須。 開店工事の際にかなり馬力のあるエアコンを設置してもらった判断はグッジョブだ。 寒い時期には濃い味を欲する。 そうめんよりも味噌煮込みうどん。 味噌汁よりも豚汁。 レアチーズケーキよりもガトーショコラ。 浅煎りよりも深煎りコーヒー。 空気の乾燥によって口の中も乾燥するため、味覚が鈍感になる。 だから濃いものを口にした方が味わいを感じ取れる。 コーヒー全般に需要が高まるなか、深