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おいしさのベースをつくるのはメンテナンス

30回に1回、必ずメンテナンスをすることを決めている。

コーヒー焙煎機の清掃だ。


以前、コーヒー器具の選び方について記事を書いた。

選ぶことができるのなら、こういう順番で揃えていくといいよ、といった内容。



メンテナンスについても、優先度の高いものがある。

コーヒー豆との接触時間が長いものほど、メンテナンスが重要だ。


とくにコーヒー焙煎機のメンテナンス(清掃)はサボると大変なことになる。

夏休みの宿題を手つかずのまま放置して最終日に全部片付けなければならないのと同じぐらい大変だ。


宿題をサボった本人が困るだけならまだマシ。


最大の問題は、コーヒー生豆を焙煎することによって引き出せるはずの本来の風味を害してしまうことにある。


ところで、ここに書く焙煎機の清掃とは、焙煎中につくり出す空気の流れの源にあたる「排気ファン」を指す。


【焙煎機のメンテナンス】
左の赤い筐体の上部の内側にファンが取り付けられており、アルミダクトを通って熱が排気される。
(中央のシルバーの筐体の内側でコーヒー豆が焼かれている。)

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家庭のキッチンで例えるなら、換気扇だ。

フライパンで調理をする際、換気扇やそのフィルターに油の付着が多いと、うまく熱の排気ができない。

といっても、家庭用であれば余程のことがない限りは問題ないが。


焙煎機の排気ファンについては、致命的だ。


とても狭く、コンロの火力が恐ろしく強いキッチンにいることを想像してほしい。

キッチンから全く熱が逃がせず、調理している料理がすぐ焦げたり、しっかり火が通らなかったり、不快な焦げ臭が付着したりする、そんなイメージ。


焙煎のたびにコーヒーの味わいが変わるし、加えておいしくない。(偶然おいしくなることもあるが、再現性は低い)

コーヒー屋というか、いわゆるプロにとって最も重要なことのひとつは再現性の高さ。

だから、焙煎機の清掃は欠かせないし、欠かさない。


普段淹れるコーヒーの味わいに一喜一憂するのは、ある意味楽しみのポイントでもある。

ただ、そのベースにあるのは、定期的なメンテナンス。


使っているコーヒーミルに粉が詰まっているとか、ドリップポットやコーヒーサーバーに臭いが付いているとか。

ときどきチェックしてあげるのも、コーヒーをおいしく淹れるために大切な要素。


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