コーヒーの濃度とバランスの問題
冬は濃い味が好まれやすい。
浅煎りコーヒーよりも深煎り。
レアチーズ(さっぱり)よりもベイクドチーズやガトーショコラ(濃厚)。
11月の後半に入ってから、少しずつ濃度のあるコーヒーの需要が高まってきている。(1ヶ月前の2倍以上の注文)
コーヒーにおける濃い味とは、深煎りを指すことがほとんど。
同じ豆の量で淹れたコーヒーを見ると一目瞭然。
浅煎りコーヒーであっても、豆の量を増やすと濃度を上げることはできる。
(または、コーヒーを淹れるときの抽出量を減らす)
濃い味が好きだから入れる醤油の量を増やすといった具合に。
ただし、濃度のある浅煎りコーヒーはなかなか飲みづらい。
酸味に加え、浅煎り独特のエグ味が際立つ。
逆に、濃度を高めた深煎りコーヒーはそこそこ飲める。
というか、深煎りは少しだけ豆の量を増やした方がおいしく感じる。
ところで。
コーヒーの焙煎度合い(浅煎り〜深煎り)と濃度(かろやか〜重厚)には以下の関係がある。
① 浅煎りほどかろやかで、酸味を感じやすい
② 深煎りほど重厚で、苦味を感じやすい
品質の良いコーヒーを飲むと、①も②もおいしいなと感じる。(好みは人それぞれとして)
バランスがいい。
コーヒーにおいてはこんなことが言えそうだ。
「かろやかさ」と「酸味」
「重厚さ」と「苦味」
それぞれが組み合わさることで、バランスの良さが形成されている。
浅煎りは少しかるく淹れる、深煎りは少し濃く淹れる。
ふつうに淹れてもそのようにはなるが、微調整程度に豆の量を増減させてみるのもおすすめ。
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