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瀬戸内海産赤げたのムニエル レモンバターしょうゆソース #いろはレシピ

げた=舌平目 でございます。

瀬戸内特有の呼び方なのか?げたの意味は履物の下駄。形が似てるからだそう。有明の方ではクツゾコと呼び、欧米ではソール。なんかずいぶんな言われようじゃない? 娘に名前の由来を話したら「下駄じゃない。草履のほうが近い」と、ぴしゃり。まあ、そうだね。ではゾウリもwikiに追加しておきましょう。さらに言うと、牛の赤い舌のような平たい魚の意でウシノシタ科でもあるらしい。ほう。テストには出ません。たぶん。

私の好きなプライドフィッシュでは、げたの価値を高めるプロジェクト「おかやまソール」を実施中です。 
瀬戸内では身近な普段使いのげた。フレンチでは高級魚の「舌平目」になります。わざわざフランスから舌平目を取り寄せるこだわりのあるシェフもいるので、それなら国産のいいげたを使ってもらおう、瀬戸内のげたの価値を高めよう。庶民派げたがグルメの世界で「おかやまソール」になっていく…というシンデレラストーリー。ガラスの靴じゃなく…?(やめれ

この舌平目。瀬戸内ではとても安い。

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2尾で298円。今は旬なので大きいし身が厚い!さいこう!骨からの身離れが良く、白身でくせのない味。旬の今はぷりぷりしてます。西日本は白身の魚がうまいなあ。ただ、げたは皮をはいで調理するので崩れやすいのが難点です。

カレイの一夜干しみたいな感じで、塩をして乾かしてみたい気もするけれど、今日は家族が大好きなムニエルに。干すのは旬のうちにまたやろう。

クレイジーソルトをふって10分放置。
水が出たら拭いて(舌平目、あまり水は出ません)小麦粉を薄くふる。
中火にて油(やや多め)で焼く。
片面をじっくりこんがり……あわてるな!まだ触るな!と、自分に言い聞かせましょう。焼き目が甘いと確実に崩れます。十分に焼き目がついたらひっくり返してさらに…がまん。薄いからすぐに火は通るのですが、焼き目のためにがまん。けっこう焼いても旬のげたはパサつかないです。家庭料理向き。すばらしいね。

両面焼けたら火を小さくしてバターをイン!ムニエルではバターをケチらない。えええええそんなにぃ…ってくらい入れましょう。1尾に大匙1くらい。そこへ風味付けに瀬戸内レモンの輪切りも1枚イン!そしていろは醤油イン!

子どもたち分、出来た(第一弾)

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フライパンに残ったソース、かけ忘れ写真。


遅くに帰宅した夫分、出来た(第二弾)

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レモン輪切り、乗せ忘れ写真。

子どもたちと第1弾を食べたところ、もう少しレモンが前に出ても良さそうだったので、夫の皿はバターと共に1/4個分のレモン汁をフライパンにイン!てんさい糖をほんのひとつまみに、最後にいろは醤油をたらりケッパーがあれば良かったねえ。なんて、常備してるような物言いだけど、ここ15年で1回しか買ったことありません。

いろは醤油か持つほんのりダシの香りと、バターのこってり&レモンの酸味のマリアージュ!ただ、第1弾はごはんに、第2弾は酸味が強いのでパンや酒に。好みですね。旬のおいしいげた、皆さんもぜひ。

げたは他に岡山ならではの面白い調理法があるのですが、それはまた今度。冬のうちにご紹介します。約束。


いろは醤油ストーリーはこちら





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