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マツモトキヨシ
2019年10月26日 14:27
ギルガメシュとエンキドゥはそれはそれは広い船の甲板を歩いていた。周りには陸地さながらに石造りの小屋が並んでいるが、これは神命を受けて作られた方舟がひとりでに増築を続けているためである。出航した始めの日には大通りが、二日目には上水路が、三日目には下水道が整えられた。事態が変化を見せたのはそれからだ。「それで」ギルガメシュが言った。「アンフィスバエナはどうなった」「殺られタ」エンキドゥが答え