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ひとたらし。

彼女は留学に行けなかった。だから地元の岡山でインターンを始めた。それがたまたまわたしのところだった。そんな始まり。

圧倒的な自己肯定感。わたしのことを愛さないなら、世界の方がおかしいんじゃない?とでも言わんばかりの万能感。彼女は嫌味のなく、意識なく、人をたらしてしまう。そのはじめてのインターン先に選ばれたのは幸運だった。

はじめこそ戸惑いはあったものの、その圧倒的人間力で仕事を覚え、仕組みを覚え、人といふものを覚え、すぐさまエースに。彼女に頼ることでようやくわたしたちのチームは回り始めた。それはインターン生たちだけでなく、会社全体。そんな存在に。


悩んだことのない彼女。内省の必要のなかった彼女。そんな彼女が、内省し続けるわたしをそばで見た。彼女の心に何が生まれたのか。彼女の問いは、日々深くなっていった。日々の会話がより楽しくなった。こちらの学びも深くなった。


彼女はおそらくどこにいっても活躍するんだろう。
彼女が笑顔で働けないんなら、きっと世界の方がおかしいんだから。



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