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頑張る中高生

2022/10教室だより

中学生になると、学業と部活、委員会等との両立等、小学生の時とはくらべものにならない位、忙しく、体力も消耗します。

この春から中学生になられたA君とB君、高校生のC君の話をしたいと思います。

公立中学校に通うAくん

A君は、地域の中学校に通っており、体育会系の部活に入っていらっしゃいます。外で練習するので、真っ黒、夏休みごろから、身長も伸び、急にほっそりと良い体格になってこられました。
幼児のころから公文で学習し、3教科学習中です。

疲れて学習中に寝てしまうことも有ったり…とずいぶん疲れているときもありながら、なるべくコンスタントに学習をし、定期テストも前向きに頑張る姿が頼もしく思っていましたが・・・最近、『勉強にやる気が出ないとお母さんに相談したら、公文の先生に聞いておいで』と言われたと仰っていました。

やる気が出ない、そういう時もあります。そういう時期かなと、勉強より楽しいことを見つけてしまったり、成長期だし、ホルモンも出始めているし、色々だるいよねと思います。

私がすごいなと思ったのは、お母さんの言葉、そういう時、お母さんから小学生の延長のように叱られるのではなく、一旦公文に行かせて、『公文の先生に聞いておいで』と、相談させることで、本人に解決させるように仕向けられたところです。

正直中学生は、まだ不安定な時期、親も色々色々言いたくなることもあるでしょうし、実際言ってしまうものだけど、子どもは自立しようとして素直に言うことも聞かない時期でもある、そういう難しい時期なので、心配だけど、手綱をちょっと緩めて、自分で考えさせるようにするにはどうすればよいか?難しいけど、そうやって試行錯誤されているんだなと言うのが子どもを通じて、私にも伝わってきます。
そういう直接では無いけど、子どもを通じた信頼関係が長年の付き合いの中で培われているという状況を、私もありがたく思っています。

私立中学校に通うBくん

Bくんは、公文の進学のひろばを利用して、私立中学を受験し、現在、近場の私立中学校に通っていらっしゃいます。しっかり勉強をさせる、課題が多い学校というイメージで、外部テスト等も盛んに取り入れていらっしゃる学校です。
私立に通いながら公文を続けられるメリットは、やはり公文でしっかり頑張ってきた教科は、外部テスト等の成績にも繋がるということを、同じ学校に通う、上のお兄さんで感じられてきたからと思います。塾に行かせるのではなく、公文というのが、私立中学校に通いながら両立しやすいのではないでしょうか。

公文へは、やはり幼児さんから、小学生の間は3教科、中学生からは数英を学ばれています。国語が好きでずば抜けて良くできるお子さんです。

Bくんも部活をしているのですが、公立より勉強へのウエイトが大きいかなと感じます。試験前は大変で、公文より学校の勉強を優先させるという点では、公立と同じか、それ以上でしょうか。

小学校低学年のころはやんちゃな感じ、高学年になるとだんだん物静かになりながらも、でも素直なイメージでしたが、今は絶賛思春期という感じで、あまり私に積極的に話をしてくれません。こちらが話しかけると、ウンとかハイとか返事がくるくらい。
ずっと見てきた私からすると、かなり寂しいけど、こうやって通い続けて、なるべく毎日学習してくれていることが大事だなと思っています。

公立高校に通うCくん

Cくんも幼児の頃から教室に通ってくれています、数国を学び、元気で素直で良い子という幼少期~小学校低学年という印象でした。公文も頑張っていましたが、数学の中学教材になったころ、ちょうど小学校高学年の思春期に差し掛かり、数学は一旦お休みに。ただ、ずっと国語は学び続け、中学生の時も来たり、来なかったりする時期もありましたが、中3になったころ、勉強へ向かいあうようになりました。
そのころから、国語を数学に変え、数学を少しでもできるようにという意識が育ち始めました。

壮絶な時期でしたが、辞めるという選択肢はお母さまには無かったようで、ずっと在籍されながらも、お子さまへのアクションのタイミングを見計らっていたご様子でした。

その後は、無事、公立高校に合格され、今高校生ですが、高校の数学と英語を学んでいます。相変わらずマイペースですが、自分で解ける子になっているので、残りの高校生活、このまま自分らしく学んで行って欲しいなと応援しています。

公文で同じ先生がずっと見守り続けることとは?

ただ私が長年見てきたことをお伝えしたいのではなく、子育ての過程で今見えていることが全てではないということです。

一人目の子どもで焦ったことが下の子では動揺しなくなっているように、一度経験すると、今はそういう時期かなと大きく構えることができたりもするもの。
私も、開設当初、小学校高学年の思春期の子と真正面からやり合い、涙したことがありますが、今思うと、私が未熟でした。今ならもっと大らかに接することができただろうに、と反省しつつ、今、以前の私のように焦ってしまうお母さま達と話をすると、もっと子どもを信じてみませんか?と思ったりもしています。

今、色々なお子さんの成長した姿を見て思うことは、どのような形でも、保護者が悩みながらも心を込めて丁寧に子育てしているなと感じることが多いと、子どもは何とも立派に育っているし、途中ちょっと怖い時期が有っても、それが抜けたころには、ずいぶん立派に育たれたなと感じることが多いです。

大人に向かって育とうとしているときに、手の抜き方というか、離し方、そこを見極めてあげてください。

そして、悩んだら、いつでも東郷まで、お話をお聞きしながら、一緒にお子さまの成長を喜び合い、これからのかかわり方を考えて参りましょう。

以上

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