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あをによし 西の大寺【西大寺】奈良あるき
ハタハタ前の奈良あるき。
お天気良好!
なんとなく今日はここだと思って行ったのが
西大寺
近鉄西大寺駅、ここも少なくとも百回以上は通っている駅。
その名のお寺、行きたいと思いながらも何故かなかなか足が向かなかった。
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電車からも見えている西大寺。
ほんと駅からすぐそこでした。
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南門をくぐると、なんだかいい予感。
西大寺
創建は764年、称徳天皇によって鎮護国家と平和祈願のために七尺の金銅四天王像の造立の発願に始まる。
東に東大寺があり、西に西大寺。
創建の奈良時代は薬師金堂、弥勒金堂、東西の五重塔などが立ち並ぶ大伽藍であったよう。
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平安時代に災害などで堂塔を失い衰退していった。
鎌倉時代に叡尊(興正菩薩叡尊)が寺に入り復興にあたり、真言律宗の根本道場として伽藍を整備された。
南門からまずすぐ右手に出てくるのが四王堂。
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西大寺はじまりのお堂、といわれる。
こちらのお堂のご本尊、十一面観音像。
こちらの観音様、もともと京都の法勝寺のご本尊で同寺の倒壊後
鎌倉時代に西大寺にお引越しされたとのこと。
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手に錫杖を持つ長谷寺式
十一面観世音さま、とても迫力がありながら優美なお姿でした。
ただ、ここでの話題は・・・やはり邪鬼たちでしょうか?!
四天王たちにブシャっと踏み潰されている邪鬼。
創建当初からの姿。
しかのじょうさんがコメントくださったように、西大寺の邪鬼の存在感は
邪鬼が主役では?!というのが納得でした。
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でも憎めない・・・
最近、仏像の中でも四天王像が面白い。
面白いといいますか、それぞれの姿の表情、纏う衣や装飾が様々で
見比べていると色々な違いが見えてくる。
そしてその四天王たちに踏みつけられている邪鬼たちがこれまた様々!
意識するようになっての好きな四天王は、
ゴージャスさでは萬福寺、エキゾチックさでは當麻寺が印象的ですね。
次に本堂、愛染堂へ。
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本堂
重要文化財
ご本尊は 釈迦如来像。
そして文珠菩薩騎獅像及四侍者像は興正菩薩の13回忌に当る正安4年(1302)に開眼供養されたもの。
こちらの四侍者の一人善財童子が灰谷健次郎の小説「兎の目」に登場して有名とのこと。
当寺でもこの文殊菩薩前に「兎の目」の文庫本が置かれ、登場部分らしきところに
付箋がつけてあった。
あいにく、まだこの小説(しかのじょうさん猛推し)を読まずして訪れました。
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広い本堂の隅では写経スペースもあった。
そして、愛染堂を参拝。
ご本尊、愛染明王。
ご本尊前の黒漆彩色華形大檀がとても美しい。
西大寺、現在の規模でもかなり広々しているので、
創建当初はそれは相当大規模で壮大な伽藍であったことでしょう。
政治的変化、天災、さまざまな要因で衰退、再建を経て
今に至る大古刹。
大小限らず、よく見聞する内容の寺社仏閣事情。
そんな時代の流れの中、ずっとその様子を静観してきた仏像たち。
どんな時代を見てきたのであろう。
そんなことを、あちらのお寺こちらのお寺で仏像を拝見しながら
最近思うこと。
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ふらっと立ち寄りたいお寺の一つになりました。
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西の大寺には鹿はいず、人もまばらに、静かで厳かに佇んでいた。
【機録】
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キイーーーーっとなりそうな作業
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