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理想郷なんてない、とわかっていても求めてしまう

世界のどこに行ったって、自分のために用意された理想郷は存在しない。

『ここじゃない世界に行きたかった』より


最近…いやここ数年、国内外を問わず、考えられないような、痛ましいことが起きたりしていて、ふと、「ここが自分の生きている世界なのか…」と落胆する。
希望がないように感じて「ここじゃない世界に行きたい」と思う。

・・・私は無意識に『理想郷』を求めてしまう。
そして「そういえばないんだった」と我に帰る。


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じゃあ、この世界じゃないところに行きたい私は、どうしたらいいのか。

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美しい世界で生きたいと思う私が、ちっとも美しくない世の中で過ごしているとすれば、本当に美しいものを安心して摂取できる世界をつくることに、向き合い続けるしかないのだ。

『ここじゃない世界に行きたかった』より

私の理想郷ってどんなところだろう?
自然があって、
雰囲気のいいカフェで友達と作業しながらお話しして、
早朝には散歩しがてらカフェでドリンクをテイクアウトして、
少し気分の沈んでいる日の夜は友達と深夜ドライブして、
日の沈む頃にはドリンク片手に浜辺でチルしたい。
そんな友達がほしい。

内側の声に、そして地域の声に耳を傾け、自らの手で小さな理想郷をこしらえていく。それが一番まっとうで、真面目で、美しい在り方なんだろう。そうしてできたものをインターネットに載せてあげれば、「ここじゃない世界」は彼方から、いまいる場所までやってきてくれるのかもしれない。

『ここじゃない世界に行きたかった』より

いろんな場所に出掛けて、いろんな美しいものに触れたい。そうやって理想郷を整えていきたい。作っていきたいと私は思う。

がんばって生きよう。理想郷を作るために。




引用:


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