見出し画像

股関節の前捻角について語る【骨格には個人差がありヨガはポーズの完成形を求めなくて良い話し】

とても多い質問
・股関節がかたい
・バランスポーズが安定しない
これらについて解説をしたいと思います。 

大前提、股関節というのは非常に複雑な構造をしています。
筋肉が硬いのか?靱帯が硬いのか?股関節のはまりこみの問題なのか?
なにが原因かでアプローチ方法が変わります。

筋肉や靱帯が硬いのであれば、いくらでも改善の余地はあります。
が、骨格の問題の場合はその人に合った練習方法を見極める事が大切です。

前捻角(ぜんねんかく)から自分の股関節の状態を知る

人それぞれ骨格が違うため、同じストレッチをしても柔らかくなる人、ならない人、身体を痛める人がでてきます。
まずは自分の骨格を知る事が大事!

大腿骨と股関節のはまりこみの角度により、可動域が変わります。

股関節が開かないのは骨格の問題かも!
  • 内股の方

  • 胡座で膝が床につかない方

  • 仰向けで足の力を抜くとつま先が内に向く方

  • ヨガ歴長いのに開脚が苦手な方

前捻角の可能性があります٩( 'ω' )و

もちろん筋肉の問題もあるかもしれないので、一概には言えませんが、かんたんなチェック方法があります。


先ずは大転子の位置を把握( 'ω' )


・うつ伏せで膝90度
・脛を外に倒す
大転子が最も出っ張った角度が前捻角!

前捻角が15度以上の場合、股関節が開かない骨格で内股の傾向があります。

画像みてもよくわからない方は、私がチェックするのでヨガや整体にいらしてください(゚∀゚)


前捻角で股関節が開かないのはどうしたらいい?

A:ポーズの完成形は求めずに、骨格に合わせた練習方法が必要です。

例えば片足で立つポーズ、ウォーリヤ3など。

両足つま先を内側に向けると安定します!

他にも各ポーズに個々に合った足の角度や練習方法があるのでレッスンでお伝えします☆

バランスポーズは体幹などの要因も大きいですが
ポーズを「土台」から積み重ねていくと考えた時に足先の向きが重要になってきます。

実際に片足立ちがどうしても安定しない!というお客様に骨格と最適な足の向きをお伝えしたらバシッと決まりました( 'Θ' )

とにかく!レッスンでよく言われる「つま先正面」や「膝とつま先を45度外に向ける」などという言葉は必ずしも自分に合っているとは限らないという事です。 

骨格に合わないポーズを無理に行うと、変形性股関節症や、痛みを誘発する恐れもでてきます。

STHIRA SUKHAM ASANAM
アーサナ(坐法)は快適で安定したものでなければならない

ヨーガスートラ第2章46節

ヨガ哲学の本に書かれていることです。
これを達成するには、まず自分の骨格や解剖学を知る事が前提だと思います。
そして、知った上で自分に合ったやり方でヨガを行うのが大事です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?