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再び書きはじめる

リアルでいろいろあって、メンタルがここ一番落ち込んでからなかなか戻らない。やっと創作ができそうなくらいまでには回復してきた。ここまで長引いたのは初めて。
ストレスで胃がやられてしまったらしく、コーヒーを飲むと胃がちくちく、甘いものは食べると気持ち悪くなるので、好きなものが好きなように食べたり飲んだりできなくなった。
そもそも食欲がめっちゃ落ちた。お菓子をあまり食べたいと思えない。体重が減ったのはちょっと嬉しい。
内科で胃のお薬を処方してもらったので、よくなるといいな。

現在執筆中の「君がいなくなった日」。
ほとんど完成してるんだけど、冒頭に新しくストーリーを書き足そうと思って妄想していた途中でメンタルが落ち、そこからまったく妄想ができなくなった。
元気なときはほっといても滾々と湧き出る泉のごとくあらゆるシーンが浮かんできたのに。妄想しようとしても、ネガティブなこと、辛いシーン、過去のフラッシュバックばかり起きてどんどんメンタルが落ちていく。
なのでとにかくぼーっとする時間を作らないように努力した。
結果、原神と崩壊スターレイルという娯楽にはマジで助けられた。
ホヨバに足を向けて寝れない。ありがとうありがとう。

それから創作においても、少し悩ましいところがあって、ずっとモヤモヤとしていたんだけど、私の人生で起きてきたこれまでのことに答えが見つかってふっきれた時に、創作の方も答えが見つかった。というか、思い出した。
そうだ、私は自分の書きたい物語を書いていたんだった。

一般的に、こうすれば面白くなる、という設定はわかる。
たとえばキャラに絶望を与えるとか、悪役キャラは「巨悪」として主人公に立ちはだかるとか……うん、わかる。
その方が物語として面白くなることはわかる。そういう話で大好きな作品はたくさんある。

でも、私が「こんきみシリーズ」で書きたいものは、そこまで重たいものじゃない。
もちろん、カタルシスを感じさせるためには、キャラを絶望させどん底まで落とした方がいいし、悪人役も、巨悪となって主人公の前に立ちはだかるほうがいいのだ。

でも私が書きたいのは日常であり、そこまで苦しむ人も、そこまで悪に染まる人も、書きたくないのだ。
敵なんて、悪役なんて、いないのだ。
主要キャラに悪い人が出てこない、そんなお話を書いたっていいじゃない。
私がそういう話を読みたいんだもん。

私が「きみいな」で書きたいものは、例えるならば、ギラギラと紫外線で焼かれ痛みを感じるような真夏の太陽ではなく、ぽかぽかと暖かい日だまりのような春のお日様なのだ。……夏のお話だけど。
それで話が平凡になったとしても、私が読みたい、書きたいお話はそういう話なのだ。
面白くするためにはもっとこうしなきゃだめかな、ああしなきゃだめかな、設定いじるかな……と悩んでいたけど、自分が書きたいものを書く、という原点に帰ることにした。
これまでも、そうして書いてきたのだから。
別にプロを目指しているわけではないんだし!
(コミカライズとか映画化とかには憧れるけど!)
私が好きだと思える、書きたいお話を書こう!

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