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『Renaissance: A Film by Beyoncé』唯一無二の存在感!誰もがビヨンセを好きになる!

私は音楽ドキュメンタリーやライヴ映画が大好きですが、『Renaissance: A Film by Beyoncé』は群を抜いて素晴らしかったです!

姉がビヨンセの大ファンで、海外のコンサートに何度も足を運んでいて、その素晴らしさについて聞いてはいたのですが、残念ながら自分自身は体験したことがなく、映画が作られると知った時は「絶対に観たい!」とワクワクしました。

『Renaissance: A Film by Beyoncé』は、2023年のビヨンセのワールドツアー「ルネッサンス」のステージの模様と、公演までの軌跡を綴った音楽ドキュメンタリー。ビヨンセは監督・脚本も務めています。

©2023 PARKWOOD ENTERTAINMENT ©RENAISSANCE WORLD TOUR

冒頭に書きましたが、数々の音楽ドキュメンタリーを観てきた中で、本作は傑作中の傑作!
まず注目したのは、編集の秀逸さです。

1曲の中でも、各地のツアーの映像を繋ぎ合わせているのですが、繋ぎ目が全く分からないくらい、まるでビヨンセが目にも留まらぬ速さで変身しているかのように、衣装が次々と変わります。
パフォーマンスは完璧で、各公演の映像が巧く組み合わさっているのですが、違和感なく楽しめます。

ファン・観客とビヨンセの一体感も最高で、お互いに想い合っているのが伝わってきます。
ファンはビヨンセと同じような格好でライヴに足を運び、その完成度にも目を見張ります! 本当にビヨンセを愛しているのだとよく分かります。

バックダンサーたちはLGBTQであることを誇りに思っている人が多く、人種も体型も様々。日本人も参加しています。
みんなビヨンセと一体となって、完璧なパフォーマンスを披露しています。

ビヨンセは総監督であり、みんなの“マザー”。
ツアーの準備に全て携わり、アイデアを形にしていきます。
セットも衣装も演出もとにかく豪華!
セットは次の公演地にスムーズに移動できるように、2つ同時進行で作られていくのですが、もう街を作っているかのように大規模で、これは残念だけど日本には持ち込めないなぁ……観たかったら欧米に行くしかないんだろうなぁと痛感。

スタッフ一人一人を大切にするビヨンセ。
スタッフもファンもビヨンセを愛さずにはいられないし、この映画を観た人もビヨンセを好きにならずにはいられません!

3人の子供の母でもあるビヨンセは、家族との時間を何より大事にしています。かつては、夫のジェイ・Zが一家の主だったかもしれませんが、今ではビヨンセが大黒柱だと思います♪
すごくカッコいいママであり、“ボス”であるビヨンセ。

長女のブルー・アイヴィーは、真剣にダンスを練習し、今回のツアーに参加しました。非常に誇らしい想いで見守るビヨンセとブルー・アイヴィーとの関係もすごく素敵です!

ビヨンセの歌、パフォーマンス、音楽、セット、演出、公演までの軌跡、ファンの情熱、舞台裏の様子、家族と過ごす姿、そして編集といった全てが感動的で、本作を観ている間、何度も涙が溢れました。て言うか、もう泣きっぱなしです。

愛に溢れた映画です!

ビヨンセは、本当に唯一無二の存在ですよね!

ビヨンセのコンサートを海外に観に行くのは、なかなか難しいですが、『Renaissance: A Film by Beyoncé』を最高の音と映像の空間で観ることができて、劇場の座席の上ででも、体を動かしながら体験できて幸せでした♪

必見の音楽ドキュメンタリー映画です!

2023年製作/169分/G/アメリカ
配給:東和ピクチャーズ
劇場公開日:2023年12月21日

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