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自分のなかのネガティブストーリーをストップする

小学生の頃、オー・ヘンリーの「賢者の贈り物」を読みました。私は相手を思いやる心の温かさしみじみと感じました。大人になるにつれ、これこそ究極の愛だわと思うようになりました。恋愛や結婚生活ではなかなかそうはいきませんが。

会社の人間関係では、他人の気持ちを推測してモヤモヤすることも多いと思います。
「たぶん、◯◯さんは私のミスを怒っている」
「あの口調から◯◯さんは私のやり方が気に食わないと思う。」
など、ネガティブなことが多いものです。その推測は自分自身が作ったストーリーで大抵よくない方向にどんどん進み広がっていきます。そしてあたかもそれが真実のように錯覚することがあります。それで思い悩んでしまいます。

私もそのような思考回路になった時は、客観的に観る自分を登場させ、ネガティブストーリーを想像している自分に話しかけて、
「おーい、それは誰が言った?相手は本当にそんなふうに思っているだろうか?本当にそんなふうに思っているか聞いてみた?」と尋ねてネガティブストーリーをストップさせます。

本当の気持ちや伝えたいことは家族でも夫婦でもなかなかわからないものです。
そんなことを考えていると冒頭の「賢者の贈り物」を思い出しました。
ストーリーで伝えたかったことは自分の大切なものを犠牲にしても相手を思う思いやりです。同時に、私は人の心はわからないものだな、相手の思っていることがわかっていればこんなことにならなかったのにとすごく残念に思ったものでした。

そう、他人の心はわからないし、それは自分でコントロールできるものではないので、それを勝手に想像して自分の心を乱すのは自分が苦しくなるだけだと思います。

と言うは易し。悩みがあるとすぐネガティブストーリーを作り出すので、そこに客観的にみる自分を登場させるよう心がけています。





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