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どんぐり(お絵描きさんすう)をはじめたいあなたへ


おはようございます。どんぐりについて、今思う事・・という視点で少しまとめてみました。少々長いですが、お付き合い頂けると嬉しいです。
まずは「良質なさんすう文章問題」であるどんぐり問題を考案された糸山泰造先生の、宝の山だけれども若干(若干?!)読みにくいホームページを・・ここに全てが網羅されています。情報フリーなのです。

http://reonreon.com/

問題の購入に費用がかかりますが、年長さんから小6までの各学年100題×7学年分の費用はデータであれば1万円以下です。

https://donguri-shobou.stores.jp/?all_items=true

なので、ご自宅で粛々と取り組んでいらっしゃるどんぐらーも多くいらっしゃいます。フェイスブックに、どんぐらー親の会、というグループが存在しますのでもしご興味あれば覗いてみてください。
そして、私がなぜどんぐりの場を開くようになったのかは、こちらに詳しいです。長い文で恐縮ですがもしよろしければ。(リンク先の下部にインタビュー記事があります。)

https://zero1.info/kumiko-toyosato/?fbclid=IwAR3CqXxOxi0IliunkEoQD-2R_E7vIoB7lO1Ec-6Wpup7AuswOl-4D_uDn_w

前置きが長くなりましたが、ゼロイチ東京下町教室、という屋号で場を開いています。月に一度、私と一緒にどんぐりしましょう、という月イチ教室(第3水曜日と第3土曜日に開いています※変更あり)をメインとして、対面教室は北千住のマンションの集会室でやっています。半数の方はZOOMを使ってマンツーマンでやっています。


いずれも、絵を描き終わったら正解の確認はします。〇でも不正解(どんぐりではお宝といいます)でもなるべく同じ態度で確認するのみです。その後、時間によっては少し雑談をして終了。絵を描くこと、絵にできるかどうかを最重要視します。描いた絵を見て答えを導きだす。あくまで答えはおまけです。お宝問題(間違えた問題)は、次の年の夏休みに纏めて取り組みます。(ここにも意味があります。)

そしてたとえお宝だったとしても(間違えたとしても)、自分の絵が描けてさえいれば、オリジナルの思考回路を作ったことになりえます。きちんと間違える事、間違えることに対する態度、その全てが後のお宝となっていきます。

どんぐりタイム終了後に、子が描いてくれた絵の画像を送って頂いて、私からフィードバックをお送りしています。
教室の費用(月謝)は1回につき3000円です。
どんぐり問題に取り組む頻度は週に2問まで。一日に一問までという決まりがあります。
教室以外でのどんぐりは基本ご家庭で、お母さんとお子さんで一緒に取り組んでいただく形が一番スムースです。計算ではなく、絵に描いて解いていくことで、大人にもいいエクササイズになります。好きな色を使って、好きなように、自分の頭の中を外に出していくような時間になります。


ノーヒントで取り組みます。一文ずつゆっくり読み上げてあげて、描き終わったら次読むから教えてね、と。そしてまた次を読む。描きながら考えるのではなく、描き終わってから絵をみて考える。なのでまずは楽しくお絵描きができればOKです。
絵を描きながら心を動かし、自分の体験や体感を再現することで感性が育まれます。また手を動かしますので体感もあります。
さらにさんすうの文章題なので知性も育まれます。数と数の関係性。数量などのイメージ。数も体感と共にイメージできるようになってくると、後に出てくる公式(例えば連立方程式など)に繋がる概念も、すべて絵にすることで公式を使わずとも解けるようになっていきます。公式を暗記する前に、概念や理屈を知ることができます。


子にとって一番簡単な学習法ともいえるやり方で、人の成り立ちの両輪である、知性と感性を同時に育むことが可能な学習法がどんぐりです。子の何をも、削ることがありません。思考の臨界期である12歳までは、この方法で守りながらゆっくり育むことを最優先にして、12歳以降は培った思考力を使ってガンガン勉強していく、という青写真です。(個人的には、想定通りにはいかないかもしれないけれど、まずは希望を置くという姿勢でおります(笑))


いずれにせよ言葉が一番大事です。
言葉が分からなければ、イメージが少しでも曖昧であれば、絵にはできないからです。
言葉は生活の中で生まれていきます。そして子に言葉を手渡すのは、生活を共にするご家族、小さい子にとっては特にお母さん。毎日の生活の中で、ゆっくり、見えるようにお話しをすることが大切なのだと考えています。


なので低学年のうちは、算数の問題という枠を外して、遊びの一環として取り組んで頂けるとよいかと思います。そしてこの時にですね、お母さんもどんぐりのちょっと難しい違う問題をやっていると、余計な一言を言わずに済むわけなのです。

さらに、テレビの視聴は週に2時間までにとどめる。(我が家ここがなかなか難しい、でも確実に影響受けます。)
ゲームは原則しない、などの環境設定の基本ルールがあります。
推奨されている決まりをご覧になって、少々面倒に思われるかもしれませんが全てに根拠があるのです。そしてずっと、という訳ではないのです。思考が臨界期を迎える12歳まで。12歳までは制限をかけて「護る」。https://plaza.rakuten.co.jp/donguriclub/diary/201406230000/

我が家のトライアンドエラー、お聞かせしたいです。。
よろしければ無料相談(30分~1時間程、お選びいただけます)という形でお時間頂ければ幸甚です。ぜひお話させてください。

ちなみにどんぐりの合言葉は「ゆっくり、じっくり、丁寧に」です。お子さんと一緒にゆっくりじっくり丁寧に絵を描いてみてください。その空気感が、そのまま思考回路が育まれる時間軸です。古今東西、どんなに文化や文明や科学が進んでも、人の発達のスピードは変わっていないです。ゆっくりじっくり丁寧にしか人は発達しないのだと思っています。


最後になりましたが、おそらく今年中に以前のものに加筆修正した形で糸山先生の新刊が上梓される予定です。ぜひお読み頂ければと思います。どんぐり本当に深いです。私はうっかり沼にはまった訳なのです・・


ご質問などございましたらいつでもどうぞ!

それでは、どうぞ宜しくお願いいたします。

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