仕事観について考える②
「思ってたのと違う・・・」
そんな1社目だったが、
「こういう仕事がしたかったんだ!」というアハ体験をしたのはこの会社だった。
きっかけは某おもちゃメーカーの広報担当のおじいちゃん。
プレスリリース100通ほどを印刷・封入・発送する仕事。
毎回、原稿とリストのはいったデータを受け取りに訪問していた。
正直、メールのやり取で済む案件ではあるが、
相手のこだわりなのか毎回データの手渡し。
そしてそのリリースに込めた想い・記載されている商品の話を聞かせてくれていた。
その話を聞くのが楽しく、この会社に訪問するのが毎回楽しみだった。
その想いを聞くうちに、会社・この製品・このおじいちゃんが大好きになっていった。
ある時こんなことを言われた。
「あなたが送ってくれてリリースが新聞に載ったよ。
そしてその新聞を見たTVからも取材されることになった。あなたのおかげ。ありがとう」
また別な日。
「テレビの後に問い合わせ増えて営業が大忙しだよ(笑)」←大体こんなニュアンスの言葉だった。
衝撃だった。
私はただ、渡された原稿を印刷して、指定されているリスト宛に送付する手配をしただけ。
そのただ作業手配したうちの1通を見た新聞社を起点に情報が広がっていく様子を目の当たりにした。
プレスリリースってたった2枚程度でこんなに影響力があるんだ。
そこで「広報」という仕事に興味を持つ。
そしてPRという職種に行き着く。私がやりたいのこれかも。
学生時代の「情報を発信する仕事がしたい」に加えて
「その発信の効果を実感したい」という要素が追加された瞬間だった。
続く。
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