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日本語の先生の醍醐味

昨日、新しいお問い合わせがありました。
(知らない人からのメッセージとリクエストだったので、あやうく内容を見ずに削除しようとしていました…💦)

今日はアンケートをお送りし、経緯を伺いました。

ご紹介の経緯

実は、私の生徒さんと同じブラジル国籍で、直接の知り合いではないのに、仲人さんによって、私のFacebookの連絡先が回った、ということが分かりました。

紹介というのは何よりも嬉しく、こんなに感激することはありません。
仲介してくださった方がどのような方なのか分かりませんが、口コミが一番強いと思っている私には本当に本当にありがたいことです。

仕事で号泣するという最高の瞬間

また嬉しかったのが、その理由でした。

紹介してくださった方が、
「そうなんですよ。あなたの仕事を信頼しているから紹介しました。これをすべての子ども達に感じてもらいたいから。子どももいつもレッスンを喜んで受けていて、日本語を話すことに自信を持っています。先日も子どもが文章で話していることに、子どもの友達のパパが褒めていました!

紹介した方には(xxxx理由)のため、あなたのような優しい先生が合うかなと、それでおすすめしました。」と。

そして、こちらのお子さんは、以前にも、学校(インターナショナルスクール)で日本人のお友達と日本語で話しているみたいです、と嬉しそうに教えてくださって、もう、感動したのを覚えています。

まだ、出会って、2ヶ月です。すごいすごいすごい!!!
驚いているのは、私なんです。

エアービッグハグを届けたい✨

とても素直なお子さんで、吸収も早く、私にもいつもたくさん質問をしてくれます。

大人になって「どんな生き物が好きですか?」って聞かれるなんてたまらん〜!ともうキュンキュン(死語?!)して、オンラインの画面を破りたいくらい(!)嬉しさがいつも爆発しています。

そんな感じで思いがけず最高のフィードバックを受け取り、今思い出しても涙が出るくらい、号泣しました。
よく考えたら、仕事で感動しても、嬉し泣きするって、なかったかもしれません。


最高だ。日本語の先生。そう思いました。

生徒さんのおかげで今の私があります。
子育てと同じ。私も生徒さんに育てられています。

もう1つの嬉し泣き

一方、並行して、昨夜同様、google翻訳を使いながら、ポルトガル語で日本語と両言語併記で相談をうかがい、私なりの考えと見通しを立てて説明しました。

こちらの生徒さんはまた新しいチャレンジになりそうで、私がワクワクしちゃったくらい、きっとお子さんの日本語上達しますから!(「させます」より生徒さんが主語の「します」)と、
レッスン内容と目的と根拠とともに(※ここ一番熱意込めるとこ)入学までにお子さんの日本語の上達をお約束しました。

(いろいろと非公開になりますが、私は結果を出せる自信がある、と迷わずそう思ったくらい、すでにレッスンのコンテンツは頭にたくさん浮かんできました。)

結果、もろもろ割愛しますが、「あなたに出会えてよかった」と言っていただき、またまた私は、彼女のお子さんを絶対救うんだ、と泣けてきたのでした。
言葉の力は強い!

通算20年以上、日本語を教えることに関わっている理由

実は、私が日本語の先生というお仕事に完全に魅了されてしまっている理由は、
「あなたに出会えてよかった」と言ってくださる方が多いことにあります。

ここはずっとブレません。
ずっとずっと心の中に積み重なって、私の自信を形成してくれてるものだから。
この言葉が私の支えになっています。
だから、体がある限りは、ずっと何らかの形で日本語に携わっっていたいと考えています。


私自身は小さい頃から控えめであまり目立ちたくないタイプだったので、
声が大きい人にスポットが当たりやすいことも、敢えて意見をあまり求められない(聞かれない)ことも知っていました。

ですから、自分が講師をしてきた食育やものづくり系のワークショップでは静かな子の方に主に注力してきました。
一人一人、感性も意見も創造性もちゃんとある。
届いてないだけ。

声掛けって少しでいいんですよね。

「あなたのことちゃんと見てるよって。気にかけてるからね」って。

保護者からは夜に「先生に話しかけてもらったって喜んでた」ってお礼を言われたり、「色を褒められて嬉しかったって子どもが話してた」って言ってもらったり、ちゃんと伝わっていたことも実感してきました。


最近「内向型の人の〜〜」のようなタイトルの書籍も多いですが(私も前に一度読みましたが)私はそんな人の方にとても惹かれます。

言語に関しては、私もヨーロッパ勢が集まる会議では一言も口を挟めないでしたし、まず早すぎて理解ができない。
私へ気を遣って言ってくれたジョークも聞き取れなくて、かえってごめんな雰囲気になってしまったり。

「今日も「はい」と「Hi」 しかしゃべれなかった。。。
もう参加するのやめよう…」と自信を失い、参加することすら避けるようになったり。

でも、なぜか、日本語学校で一度出会った講師に影響されて(!!!)ビジネス英語を始めたんですよね。

やっぱり悔しかったんですよね。
私の英語へのモチベーションはそういうところなので、対等に話ができるようになりたい、というのがゴールです。

母語なら意見を言えるのに、言語が違うと性格までちょっと自分と違ってきてしまう。
性格まで違うふうに見られてしまう。
そんな誤解を避けたい、と。


だからこそ、日本語が話せないという「結果」のみで拒絶されたり、孤立したり、悲しい思いをする人を減らしたい。

子どもって結構えげつないですからね。

身の回りでそんな事例があったり聞いたり相談されたり何度かしたので、それをどうしても私は阻止したいんだと立ち向かっております。


自分に関わるすべての子どもたちは、私の子同然にかわいいし、私の子同然で(?!)そんな子たちに自信と勇気を与えられるような日本語教師であり、ファシリテーターでありたいと思っています。


お子さんと親御さんと私は1つのチームです。
ご家族が笑顔になれるように、そして「あなたに出会えてよかった」と一人でも多くの人に言ってもらえるために。

また決意新たに勉強を続けます!