（119）最近の義父の様子

義父は半年前から老人ホームに入っている。老人ホームと呼んでいるけど、細かく言えば、サービス付き高齢者住宅、と呼ばれる施設になる。身体は健康だけど、認知症が進行していき、徘徊が増え、何度も警察のお世話になったり、ケガをして救急搬送されていたり、２４時間目が離せなくなり、キーパーソンとしてお世話していた私がダメになりそうで、病院からの老人ホーム、ということになった。
今朝、義母の通院の付き添いで外出していたのだが、帰宅すると義父母のケアマネジャーさんからメール。内容はなんと、「お義父さまが部屋の洗面所の水をゴミ箱にためて部屋に流すようなことをしていたらしく…１度洗面所の水栓を閉めさせてもらいますと施設から連絡がありました」とのことだった。義父は一人部屋で、部屋に小さな洗面台がある。その水を部屋に置いてあげたゴミ箱にため、部屋の床に撒き散らした、というのである。なぜ？と聞いても本人にもわからないからどうしようもないが、施設のスタッフさんには本当に申し訳ない…。私は急いで施設に電話をした。すると、ケアマネジャーさんからのメールには書かれていなかったことも判明した。「先日はバケツの水をご自身の身体に水浴びのようにかけてしまって、服も布団も床もびしょびしょになってたので、危ないので水栓閉めさせてもらいました」と。認知症にもいろいろあるが…義父の症状は、やはり一緒に暮らすのは大変すぎる。家族で頑張るには負担がありすぎる。介護関係のいろんなニュースを目にすることがあるが、義父は、こんないろんな事件を起こしても施設を追い出されることもなく、お世話してもらってるんだと思うと、スタッフの皆さんにはほんとに頭が上がらない。無事に引っ越し出来て本当に良かったな、と思う。