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#38 2000人の海外勤務者を見て気づいた 海外に馴染める人と馴染めない人の決定的な違い

こんにちは、くみです。

世の中には海外に馴染める人と馴染めない人がいます。
両者の違いは何だと思いますか?


私は日本にいたころ某企業のグローバル人事をしていました。そして海外勤務者を2000人以上見てきています。2000人を見た経験から発見した、私的海外に馴染める人と馴染めない人の違い。

じゃじゃーん。
それはその国の食事が好きになれるかどうか。

え、そんなこと?って感じでしょうか。

ベトナムに住んでいたある日本人マネージャーの話。
社内には食堂がついているのですが、彼がそこで食べたことは一度もなく、いつも車に乗って日本食レストラン行ってました。

一方、
インドで働く日本人副社長の話。インドの料理は日本人に取っては何を食べてもカレーに思えてくる料理。一食ならともかく毎日なので、なかなかハードなのですが、それでも彼は会社のローカルの同僚と一緒に毎日会社の食堂で食べていました。

どっちが現地に入り込めるか? 歴然ですよね。
これはちょっと極端な例ですが、食事は、その国の文化が表れるところ。
そして食事をするときには人間の素が出る。

逆に考えてみてください。
なんでも日本のものを美味しい、美味しいといいながら食べてくれる外国人がいたら嬉しくなりませんか? 
自分の国の食べ物より好きになれと言うわけじゃありません。やっぱり好きになれない食べ物もあると思います。それでも、「これも試してみようかな。あ、意外と行けるな」こう言う姿勢ってその人の国に対する姿勢、オープンマインドと繋がっているんですよね。

私はなんでも食べれるタイプですが、実はそれはそれで大きな落とし穴が。みんなが美味しくないというアメリカのキャンパス内の食堂でも美味しく食べていたので、もののみごとに太ってしまいました。元々170センチで50キロ前半だった体重が帰国するときには60キロ近くに!体が重くて、日本ではすぐにダイエットしました。今は昔。

話はそれましたが、相手の国の食事を受け入れる姿勢、オープンマインドが現地に溶け込む鍵となる。ローカルに入り込めば入り込むほど、そこからの一次情報が入ってきます。これは、仕事上で、とても大切。留学でも体はアメリカにいるのに心は日本だけの閉じこもった世界にいるのとでは、成長のスピードが違う。

なんて偉そうに言ってますが、オーストラリアにホームステイしていたときの話。オーストラリアの国民食?ベジマイトは最後まで好きになれなかったなー。みんな美味しそうにパンに塗っていたけど。

(おまけの話)
我が家の子供たちは意外とコンサバ。日本食大好き人間。辛いもの、スパイス、香味を使った料理は苦手だったりします。そして大体の国でスパイスや香味は多用されている。

数年前、娘をフランスに連れて行ったときの話。彼女はフレンチビストロの料理など味が濃くて、あまり好きじゃなく、美味しいものをたくさん食べて丸々太っていく両親とは対照的にパンとスープくらいしか食べずどんどん痩せていったくらい。

幸い、ここカリフォルニアは多様性に富んでいる土地柄なので、各国料理が楽しめます。少しずつ食に対する許容範囲を広げていってほしい。

今の所、日本食、中華、アメリカ料理、イタリアンなどに加えて、インドカレーのマイルド味、マレーシア料理、キューバ料理などはだいぶOKになってきたか。
ドラクエ的に少しずつ経験値を積んでいけば、レベルアップして他の国の料理もいけるかなと思い、いろんな料理を少しずつ試させています。今後の成長に期待。



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