35才で人生を終わらせることにした女
思えば幼少期から寂しくて寂しくて仕方なかった
パパもママもいるのになんで?
自分でもこの感情の意味が分からなかった
友達ともあまり打ち解けられず幼稚園の校庭のすみっこでポツンと佇んでいた記憶もある
小学校に上がってもそれは変わらず同級生とどう接したらいいか分からなかったが、とにかく1人にならないように必死だった
休み時間に一緒に砂場で遊んでいた女の子に「1番の友達はだれ?」って聞いた時に自分じゃない子の名前を言われて傷ついたり、隣のクラスの子に突然うざいって言われて「うざい」という言葉の意味をそこで初めて知ったり。
奮闘もむなしく結局居場所を見つけられなくて、6年間とても苦しかった。
また小学校3年から中学受験のために塾に通わされた
地元の荒れた中学に進学させたくないという親心だったが、いい大学に入っていい企業に就職できれば幸せになれるという脅迫でもあった
母親に塾の送り迎えをしてもらっていたが,
その道中でいい成績をとるようにというプレッシャーを常にかけられ、
また悪い成績をとると話しかけてもしばらく無視されるという日々だった
母親に無視されるのが怖くカンニングを繰り返し、先生にバレて注意されたりもした
この小学校3年〜6年でただでさえ弱かった私の自己肯定感はどん底に落ちたように思う
受験の結果はなんとか1校合格し、受験失敗という地獄からは逃れられた
中学に進学してからは席が近い子と仲良くなり、その子の誘いもあってダンス部に入部した
気の弱い私がダンスなんてできるわけもなく、当然裏方にまわった
それでもみんなと一緒に部活を頑張ることが楽しくて、
はじめて居場所ができたように感じ、中学時代は心穏やかに過ごせた
思えば私の人生で唯一寂しさを感じずに済んだ日々だったかもしれない
続く
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