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亡くなった親族の本人確認が必要と言われて遺体を持ち込んだ人民の話を聞いて思いだしたこと

今日、ぼんやりとタイムラインを眺めていて、思わず声が出たのがこのtweetです。

まさに馬鹿馬鹿しいお話しです。亡くなった方の手続きに本人確認を求める方も求める方ですが、それに対して遺体を持ってきてしまうという、これまたこれ以上はないお馬鹿な方法で対応する人民。

もしこのお話が事実なら、この後の政府職員もしくは銀行の担当者がどのような対応をとったのかも知りたいところです。

さて、こういった問題が生じる背景に、先日華村さんがnoteに説明されたように、銀行にしても役所にしても担当者のレベルが低いことがあります。

窓口にやってくる人民の皆さんも窓口の対応に一貫性がなく、しかも気分次第であることを理解しています。それで「亡くなった本人確認が必要」と理不尽なことを言うならば、遺体と会わせてやろうとなるのでしょう(いや、普通はそうはならない

さて、銀行と言えばこんなことがありました。

コロナ前ですので2019年くらいだと思います。中国で仕事を始めた日本人が銀行口座を開こうと中国工○銀行へ行きました。

すると窓口で「外国人は口座を開設できない」と言われたそうです。それで、どうすれば良いかと聞かれたので、近くにある別の中国工○銀行で聞いたみたらと言いました。すると2件目の中国工○銀行では「納税番号がないと登録できない」と言われたそうです。

納税番号が何かわからないと答えると、開設できませんと言われてしまい困ったのですが、彼は諦めず、さらに別の中国工○銀行へ行きました。すると、そこではパスポートだけで銀行口座を開設できたそうです。

恐らく「納税番号がないと口座を開設できない」というのは本当だと思います。わたしもそのように言われたことがありますので。しかし3件目の中国工○銀行の窓口も責任者もそのことを理解していなかったのか、なぜだか良くわかりませんが、口座を作ってくれました。

まさに適当力の表れです。

ちなみに2008年に中国で銀行口座を作ったときは、住所も要りませんでした。

当時、広東省东莞の工場に頻繁に出張していました。それで、余った人民元をへそくりとして口座に入れておこうと銀行口座を開設しました。銀行窓口で住所がないと説明すると泊まっているホテル名を書けば良いと言われました。もちろんあっさりと口座を開設できました。

こんな適当な時代を経験してきた人民の皆さんは、窓口の対応にそれなりの人間味を感じないとトンデモない対応、つまり遺体を持ち込むなどの暴挙に出るのかもしれません。(いややはりそれはない)

しかし、個人的には「下手」にでるほうが絶対にお得だと思います。彼らはほとんどの場合、気持ち次第で動くわけですから、相手が助けてあげたいと思った時点で成功したも同然だからです。

そう考えると日本の接客って統一されているし、レベルは高いなって思います。でもだからって嫌な思いをしないわけでもありませんが・・・

さて、我が祖国、今後サービスの質はどうなって行くのでしょうね。個人の裁量でどうのこうのって風にはならないと思うけど、どんどん劣化していく予感がします。

今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。

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