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中国で大事なのは「諦めないこと」

先日、中国でビザ申請などの行政手続きをするときに気をつけた方がいいことや、持っておいた方が良い心構えについてのnoteを書いたのですが、とても重要なことをひとつ書くのを忘れていました。

それは、「諦めないこと」です。

「いやそんなの当たり前だろ」「世界中いつでもどこでも、諦めないことはそりゃ大事だろ」と呆れて画面を閉じる前に、もう少し話を聞いてください。このnoteでは、中国に暮らすにあたって重要な、日本人のイメージするのとは少し毛色が違うかもしれない「諦めない力」の話です。

手続きなど以外にも中国生活全般、もしくは世界中のどこにいても活きてくる話だと思うので、ぜひお読みください。

では始めます。

隔離通知でも諦めない嫁

実例を挙げて説明します。先日嫁の実家のある隣省に行った時に、健康コードに絡んで大変な思いをしました。詳細は上のnoteを読んでほしいのですが、要は自宅隔離を命じられ、そこから脱出できるように色々と動いた、という話です。

この時、隔離を言いつけられた僕はまず「ああ、もう万事休すだ。下手に動いたら余計に悪いことになるかもしれないし」と、すぐに隔離を受け入れる心の準備をしてしまいました。

しかし、中国人である僕の嫁は違いました。「こんな理不尽なことあり得ない。絶対に方法があるはず」と、その状況の中から情報収集を始め、そして実際に行動してみせることで、隔離期間を解除することに成功しました(これもnoteに書いた通り、その過程で我が夫婦はバッチバチに揉めたのですが……)。

かように、中国においては「目の前の人がダメと言ったからといって、本当にダメとは限らない」ということがよく起こります。

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