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日本と中国の子育て観:自由にさせられている中国人の子どもを見て思ったこと
「先生に叱られるよ。やめなさい」とか「オジさんが怒るから、やめなさい」って子どもに言う親がいます。
日本にいるときに、何度もそんな場面に出くわして、その度に心の中で「ヤレヤレだぜ」と呟いたものです。
先生や親が気分を害さなかったり、注意しなければ、その子は自由に振る舞っても良かったのでしょうか?
子どものいない私には、親がそんなことを言う気持ちが良くはわかりません。とはいえ、子どもを教育するのに他人を抑制力として使うのは如何なものかと思います。
もしその子が、教師や社会の目になんの抑制力を感じなくなったとしたら、今まで積み上げてきた訓練はすべて無駄になってしまうことでしょう。
さて、中国の親子の場合です。
中国の親が第三者の目を気にするように、子どもに指導している場面に出くわしたことはありません。
そもそも、子どもに注意する親にほとんど会ったことがありません。
親は、子どもを自由にさせています。
食事の時にお行儀良く座っているようにと指導するなんて、まずあり得ません。
それどころか、レストランのような公共の場所でも、子どもが走り回ったり、大きな声を出したりしてもお構いなしです。
食事の時は食事を、食事が終わったらごちそうさまと言ってから食卓を離れるようにと教えられた自分とは違う価値観があるのだなと思います。
こういった、中国のあまりにもフリーな状況に、これで大丈夫なのって思うことがあります。
ほぼ子どもに言いなりになっているお母さんに、その理由を聞いてみました。
すると、子どもから嫌われたくない、そして子どもが我慢させられるのが可哀想と言われました。
確かに、私だって子どもたちから嫌われたくはありませんが、ルールの無い状態に置かれている子どもは、空気を読む必要もあり、それはそれでストレスで可哀想なのではと思いました。
もちろん、人様の家庭のことに首を突っ込む理由もありませんので、なるほどとだけ返答しておきました。
とはいえ、中国の子どもってほとんどの場合、小学校高学年になるころには大人しくて聞き分けの良い子になります。
それもとっても不思議です。
子どもの頃に思いっきり欲望を発散しておくと、大きくなってから鬱憤が爆発しなくて良いのかもって思ったりしてます。
ただ、とんでもないモンスターも現れることがあるので、大多数の結果をもって中国のやり方が良いじゃんとは言えませんが。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日
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