中国人の起業へのチャレンジ精神が凄いというお話し
まだ日本にいるころ、amazonでの買い物はすべてamazonで買った商品をレビューすることで得た紹介料でまかなっていました。例えばカバンを購入したら、そのレビュー記事をブログに書くことで、カバン代を回収してました。
自分がブログを書いていること隠していませんでしたので、いろいろな人がノウハウを教えて欲しいと聞きにきます。友だちの友だちの知人レベルの人までメールや電話をしてくるほどでした。
皆さん、話しをしているときは「絶対やります」とか「思ったよりも簡単ですね」と乗り気です。しかし、「絶対やります!ありがとうございました!」と言う人のほぼ全員がやらないこと。そして始めたとしても半年も続けられないのが不思議でした。
それに対して、中国人のメンタルはちょっと違います。ちょっと面白そう・・・くらいの反応でも、挑戦する人が多いです。
中国人の試してみようメンタルはすごい
日本にいる時に知り合った中国人の起業家精神も凄かったです。
例えば、中華料理屋を経営する中国人たち。彼らは別に料理人ではありません。もともとは大工や塗装業として雇われてます。そして資金を貯めて起業します。
すでに成功している中国人にノウハウを学び、仕入れ先を教えてもらったりしてお店を始めます。内装工事なども仲間で助けあいます。メニューなどを作成できる中国人もいますし、店主ももともとは大工だったりするので、かなりのことを自分たちのネットワーク内で完成できます。
店を潰してしまう人もいますが、あんまり気にしません。失敗しても車で事故して廃車になったくらいの感覚で受け止めているようでした。そして潰した店を別の中国人が引きついで上手くいったりするのも面白いです。
中国に来てからも同様です。
お店を始めたり、ビジネスを始めたりするのに躊躇しません。ルールを調べたりするよりも先に行動する傾向があります。近所でオバさんが突然段ボールを並べて商売を始めたりします。また道ばたでブティックハンガーに洋服をかけて販売する若者もいます。
他にもビジネスのアイデアを探していて、良いねと思うことがあると「どうやったら始められるか?」という観点で考える人が多いです。わたしも教育関連の仕事をしているので、日本の家庭教師派遣業はどうなのか?とか、塾経営について尋ねられたりします。
また、通販サイトを運営していたので、日本でモノを販売する方法や、日本にある資金を中国へ送る方法など細かく尋ねられます。そしてかなりの人が本当にビジネスを始めるので、日本とはメンタルが違うのかなって思います。
ただ半年持たない人が結構います。これは日本と同じですね。
日本だって起業家マインドはあるけど。
もちろん日本にだって起業家精神はあります。ただ、中国人社会の起業する人への見方と、日本での見方が違っているように思います。
中国でお店を開く、または何かのビジネスを始める時、彼らの最初の目標は家族が食べていけることです。お金持ちになりたいと思っていますが、生活が廻っていくのならば良いと考えてます。ですから失敗してもあんまり気にしません。別の仕事を始めるだけです。
それに対して日本で起業すると、高級外車を乗り回し、ロレックスを腕に巻きみたいな暮らしをすることが期待されるように感じます。
自分で仕事しているというと、儲かってるんでしょう?経費で美味しいもの食べてるんでしょう?とか言われます。経費も出費ですし、使える経費があればビジネスに使いたいのですが、そういうマインドを理解できる人は少ないです。
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暮らすためには仕事をしないといけない。その仕事を自分でするか、雇われるかの違いだけです。しかし日本では起業するとなると、生活のための収入以上のことが求められる雰囲気があるように感じます。
中国ではそんな雰囲気もありませんし、失敗してもみんな知らないふりをしてあげますので気持ちも楽なんでしょう。
最近読んだ本に、精神的な安定を保つために3つの収入源を持ちましょう!なんて書いてありました。今のところ、日本円での収入がほぼありませんので、気持ちを落ち着けるためにも何か仕事しないとなと考えているところです。
中国人に見倣って、身の丈にあったところから何か始めたいなと考えています。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。
ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは日本語教材や資料の購入にあてます。本当にありがとうございます。