春節の謎：なぜATMに長い行列が？

すっかり春節も終わり、通常の毎日に戻ったようですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか？

さて、昨日近くのショッピングモールで普段見かけない光景に気づきました。

それはATMに並ぶ人々の列です。

普段閑古鳥が鳴いているATMに春節期間中に人が並んでいるのを見て、手持ちの現金がなくなったのかなとボンヤリと考えてました。

でも、よく考えてみますと現金で買い物するなんてあり得ません。春節だから電子決済を使わないなんてことはありませんし、理屈にもあいません。

それで、中国人にATMが混雑している理由を聞くと「入金してるんでしょ」と教えてくれました。

つまり、春節で親族に会い大量の红包〔お年玉）を受けとった人たちが、現金を銀行口座に入金していたんです。

それで、皆さんは、イライラすることもなく、にこやかに大人しく列に並んでいたんですね。

その様子をみて、これは中国っぽい光景なんだろうと思いました。

さらにATMがいっぱいになってしまい入金できない端末もあるそうで、この時期に現金の大移動が行われたんだろうなと思うと羨ましさでクラクラします。

ちなみに、わたしは誰にも红包〔お年玉）を渡しませんでしたし、もちろんだれもわたしに红包をくれる人もいませんでしたので、ATMに並ぶ必要はありません。

そのことを寂しいとは思いません。

ただ、今回の事を通して、推理力を鍛えなくてはと思うようになりました。

わたしは自分の習慣から、人々がATMに並ぶのは、現金を手に入れるためだと判断してしまいました。

しかし、実際には手に入れた現金をATMに入金していたわけです。红包〔お年玉）をもらったことがない自分ではこの結論に辿り着けませんでした。

そんなわけで、したり顔で中国を語って、とんでもない見当違いなことを言う可能性もあるわけで、気をつけたいです。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日！

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