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中国も日本も同じくルールに縛られている国だなって感じているというお話

日本にいるときは、中国のことを規則だらけの窮屈な国だろうと考えていました。しかし、中国で暮らすようになって、日本も中国も同じく見えないルールに縛られている、規則的な環境なのではないかど思うようになりました。

中国の見えないルールは生活に直結

例えば、PCR検査を受けるようにと連絡があります。

別にPCR検査は強制ではありません。受けてくださいと言われるだけです。しかし24時間の陰性証明、もしくは48時間の陰性証明がないと出勤ができなかったり、公共交通機関を利用できなくなります。

つまり事実上の命令です。

子どもたちも学校に行くために、PCR検査が求められます。わたしの住む街では、学校にPCR検査場があり、児童たちは強制的に検査を受けるようです。また夏休みの終わりに、前もって検査を受けるように求められます。

もし、検査を受けていなかったら、登校が許されません。検査自体は自主的なものですが、検査結果を提示できないと自由がなくなるのであれば、それは事実上命令です。

他にも、様々なルールがあります。ルールを守ってないことが、見逃されているからといって、当局に気づかれていないわけではありません。実はこの note に具体例を書いたのですが、消してしまいました。わたしも自分が大切なので、note でお目こぼされているだろう違反の具体的な例をご紹介するのはやめておきます。

言いたいことは、明文化されていようといなかろうと、ルールに従っていないことは当局にほとんど知られており、必要な時に適当な理由で、個人の自由を奪うことができる。これが中国の実情です。

日本の見えないルールも面倒くさそう

日本だって様々な良くわからないルールがあります。

ビールの注ぎ方とか、印鑑の向きとか、初めて聞いたときは正気かと思ったルールも社会にでて、本当だったことに気がついた時にとても驚きました。

恐らく今の社会でも細かなルールがマナーとして受け入れられているのでしょう。そういった細かいところに気を使えない人が、大きな事ができるはずがないというのが彼らの主張なのでしょうが、基本的に間違ってると思います。

いつも誠実であることや、お礼をいったり、挨拶をすることなど日常で示される些細な気遣いこそ、小さなことで、ビールのラベルが見えているかどうかとは違うと思います。

メールやラインなどでの言葉使いにも様々なルールがあります。それを読む度に、本当にそれらのルールが大事なの?って思います。

ルールの背景にある原則に注意したい

たいていのルールには理由があります。

例えば、割り箸は上下方向に引っ張って割るのが正しいそうです。理由は横に人に肘をぶつけてしまわないようにするためだそうです。

では横方向に引っ張ったとしても、横にいる人にぶつからないように気をつければ良いわけでしょうし、そもそも向かい合って2人で食事する際には気をつける必要もないでしょう。

ルールとは、何が迷惑で良くないことなのか気付けない人のため、または滅多におきない事故や事件が起きたとき、それを二度と起こさないように作られるものです。それで、ルールを守るにしても背後にある思想、つまり原則まで考えないと、どんどん息苦しい社会になってしまうなって思います。

さて、この noteの結論なのですが・・・PCR検査、もうやめませんかって叫ぶわけにいかないので、ここに愚痴を書いておきました。

今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。

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