中国エリート大学院生に、現時点でもっとも賢いコロナ対策を聞いたお話
昨日、大学院での今学期最後の授業となりました。
不思議なことに、この大学院では初級日本語クラスしか設定していないので、これで学生たちともお別れです。学生からは中級クラス、もしくは初級Bクラスとかないのですかと聞かれますが、今まで提案しても却下されているのできっとないと思います。
ちょっと残念ですがしかたありません。
さて、学生たちもゼロコロナ政策から自由になり、学内外の移動も解禁されました。結果、コロナ蔓延中です。
昨日も、ルームメイトが陽性になり、自分も巻き込まれて隔離になったとか、陽性になるのを恐れて、すでに帰省したとかで、出席率は通常の3割程度まで落ち込んでました。
さて、中国有数の大学で教育を受けて、大学院へ進学してきた学生たちに、今後のコロナ対策について聞いてみました。
すると・・・
現状では「早めに感染するのが最もリスクが少ない」といいます。その理由として、次の3つの点を教えてくれました。
現状、広東省のオミクロンは症状が軽い
いつ現在のオミクロンが変異するかわからないし、春節後はリスク大
今のところ、医療崩壊のニュースがないので、万が一重症化しても対応可能
なるほどと思いました。
確かに、わたしの周りでも陽性になり、熱が酷く喉や節々の痛みが現れたとしても、3日程度で回復する人がほとんどです。
これが体力もある大学院生ですと、解熱剤を飲み、水分補給に気をつけておけば、さほど恐れることもないと思うのも当然です。
さらに、彼らはコロナをインフルエンザのようなものと捉えていて、感染したら7日から9日程度、活動が制限されると考えてます。
そのために、無症状、もしくは症状が軽い同級生がいたら、ハグしてうつしてもらいたいという始末。それに対しては、免疫力とか体力の問題と思うからお勧めできないなといっておきました。
また、大勢の人が感染することで、現在の症状が軽いオミクロン株が変異するかもしれないし、春節では大勢の人が帰省するので、人民がかき回される。結果、今のところ広東省ではあまり見られない症状が強いコロナウィルスが流行するかもしれない。だったら、先に感染して免疫を得たいそうです。
さらに、SNSなどにも私たちが暮らす病院が医療崩壊したというような報道、動画がながれてきません。北京などでは酸素や気管挿管に必要な機材が不足して、医者もなにもできないという状況になっていると聞きます。
それで、彼らはここで感染した方が安全だと思ったようです。
つい先日まで、感染すること自体が罪という雰囲気だったのが、感染するのは時間の問題に変化して、若者たちの間では「いつ感染するか」を計画する段階に入っているというのは興味深いと思いました。
わたしはというと、臆病者ですので、できれば逃げ切りたいと思っていますが、今朝から、1階の住人が咳き込み、タンを吐く音が聞こえてますので、逃げ場をふさがれたかな・・・なんて思ってます。
そのお部屋、会社の寮かなんかで、不衛生な状態ですし、お兄さんたちが大量に暮らしているんですよね。ひとり感染したら全員アウトでしょうし、狭い空間で感染を繰り返し蠱毒状態になりやしないかとビクビクしております。蠱毒状態なんてあるのか知らんけど。
さて、今日も手洗い・うがい・マスクに引きこもりを続けたいと思います。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。
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