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996は中国の都市伝説だと思っていたが、勘違いだったお話

2月から中国人なら誰でもお世話になっているアプリを作っているIT企業で日本語クラスを担当しています。

最初は月曜日だけだったのですが、火曜日と木曜日も授業を持つようになり、中国で働くビジネスパーソンたちの生活をより深く知ることができました。

最初の印象:都市伝説としての「996」

月曜日は夜8時まで、火曜日は夜9時まで、木曜日は夜の9時半まで相手先の会議室で授業をしています。

9時に授業が終わりオフィスを見渡すと、ほとんどの人がすでにいません。ですから、わたしはみんなすでに帰宅していると思っていました。

そんなわけで「996」(朝9時から夜9時まで、週6日働く)という働き方は都市伝説の一種だと勘違いしていました。

昨日の出来事:エレベーターとタクシーの混雑

しかし、昨日の夜9時半に授業を終えた後、エレベーターホールに向かうと、待てども待てどもエレベーターが止まりません。

10分以上待ち、ようやくロビーに降りた時には、人々で溢れていました。

外に出てもタクシーを拾うのに一苦労。配車アプリで呼んだ車が来るまでに15分以上かかりました。

授業の参加者に状況を聞くと、9時はひとつの区切りでこの時間帯は混雑しますねと言います。

9時過ぎまで残業というのは嘘ではなかったようです。

ただ、フレックスを利用して、10時出社10時帰宅という人もいるそうです。いずれにしても12時間労働ですね・・・・

オフィスの様子:働く人々の印象

ただ驚いたことに、疲れ切っている人は少なく、皆さんとても活き活きとしていました。

IT企業の社員は、エナジードリンクを飲みながらデスマーチに耐えるイメージがありましたが、実際には楽しそうに働いている人が多かったです。

社員の生活と仕事のバランス

社員たちに話を聞くと、仕事のペースは速くストレスも多いものの、給料が高く、福利厚生も充実しているため、心の平安も保ちやすいのだそうです。

6月の連休について話す彼らは、仕事とプライベートの切り分けがしっかりできているようでした。

仕事とリフレッシュの重要性

わたしの仕事はIT企業ほどストレスフルではありませんが、メリハリは大事です。

リフレッシュする時は徹底的に休み、働くときは一生懸命取り組むことが、気持ちよく過ごすカギだと感じました。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日〜

ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは日本語教材や資料の購入にあてます。本当にありがとうございます。