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公園さんぽのイラストマップ

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現地での観察時間は1時間。ぐるっと回って発見した動植物たちをイラストマップにまとめています。
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#イラスト

あとちょっとで轟音鳴り響く夏だ...と滝に落ちる寸前みたいな6月の井頭公園。

夏なんですけど、まだ夏じゃない。本当の夏はもっとすごい。だってセミがニイニイゼミしか鳴いてないんだもん。まだだ。でも、もうすぐだ。そんなぎりぎり感。滝に落ちる寸前みたいな、あとちょっとで轟音の夏に入るぞ〜落ちるぞ〜というハラハラ感を感じながら歩きました。 次、こんな静けさが訪れる時は秋です 「閑さや岩にしみ入る蝉の声」のセミとはニイニイゼミのことだそうです。チーーーと聞こえるこのセミの声のことだったのか。今はまだニイニイゼミしか聞こえない。(と言ってもこの日から2週間経っ

雨にあたってなかなか行けず、この日も直後に降ってきた6月ぎりぎりの筑波実験植物園

この公園さんぽは、これまでに35回やってるんですが、こんなにも雨のせいで行けなかったのは初めてでした。予定していた日がことごとく雨で、やっと月末ギリギリに、駆け込んできました。しかも直後には、また降り出すといった雨の止み間をぬった公園さんぽでした。 あ、申し添えておきますが、雨の日に森を歩くのはすっごくいいですよ。人が少ないし、濡れた緑が心地よいです。って全然説得力ないですけど…。 ボクが雨の日を避けている理由は「カメラを濡らしたくないから」です(笑)自分は濡れても構わな

世界最大の花よりも、クレマチスよりも、虫に夢中になってしまった5月の筑波実験植物園

ボクは日本の野草に興味があるので、なかなか温室の植物を見に入ることがなかったのですが、なんせ世界最大の花が開花中とのことですので、いつもなら休館日の月曜日に特別開館しているとのことですので。見に行ってきました!ありがとう特別対応! あまりのデカさに半笑いするしかないふだんボクたちが食べているコンニャク。あのコンニャクの花は見たことあったんです。このあたりだと自家製コンニャク作る人も珍しくはないので、畑に咲いてたりするんです。 なので、この風貌は知ってた。大丈夫免疫はある。

緑がふてぶてしくなってきた5月の井頭公園

田植えがすっかり完了(農家の皆様お疲れ様でした!) 稲の苗が弱々しいのなんて植えられた当日くらいで 日に日に緑の容量が増えているのが素人目にも明らか 夏が玄関先まで来ていると感じられた公園さんぽでした 金管楽器のような初夏の声そろそろ来ているはずだと思ってましたけど やっぱり来てました!キビタキ! キリリッ、ピリリッと金管楽器のような涼しげな声 毎年この声で高原を感じています 関東平野ではこれが精一杯の高原らしさです のどから胸にかけての黄色がきれいです これが卵焼きだっ

野生のものは滅多に見られないのでラッキーだった4月の筑波実験植物園

はい。今回も一番乗り! いつも開園9時に到着してます。朝の筑波実験植物園。ま、一番に入ってもキャラクターが出迎えてハグしてくれるわけでも、スタッフがハイタッチしてくれるわけでもないのですが、仕事の合間を縫って行う自然観察なのでサッと来て、サッと帰る。1日じっくり滞在するなんて贅沢できたらいいんですけどね。ボクの自然観察は案外せわしないんです。 こんな花、野生に咲いてたら腰抜かす園内の見どころは植物園のスタッフさんが作ってくれた「みどころ植物」の用紙を入り口でいただきます。

出張ついでに4月の小石川植物園

仕事があったのでちょっと早めに出て小石川植物園を歩いてきました。 このイラストマップ初の東京進出です。 やっぱり植物園の醍醐味は、普通の暮らしでは出会えないような花に出会えることだと思うんです。特に図鑑の中では知ってても、実物を見たことない花は多いです(というかほとんど!) ●ヤマブキとヤマブキソウ ヤマブキはその辺で咲いてるおなじみの花です ある日鼻歌まじりに「ヤマブキ」を図鑑で見ていてもヤマブキが載っていない! あれ?こんなメジャーな花なのになんで?? 索引を見ても

耳でさえずりを追い、目で花を追い90分で集中力が切れる情報量。4月の井頭公園

ボクは鳥、虫、花を愛でながら公園を歩くタイプ。 冬の間は楽なんです。花もないし、虫もいないし。 鳥を見てればいい。しかも葉っぱが落ちて見やすい。 冬ってラクチン。 今は春。しかも今年の春は忙しい。 2、3月が暖かったせいか ジェット機並みに春がやってきている 轟音が聞こえそうなくらい ああ、こわい。春がギュンギュンやってきている! ごめん鳥はまとめて。さえずり特集 先月まではトリトリトリトリ。 カモカモカモカモ。 でも、ごめん。今日は花に力を入れますので鳥はまとめてご

花を見るのに忙しかった3月の筑波実験植物園

上に下に花が咲いてて忙しい! 春の到来ですね 春の森の中は忙しいのです われ先にと咲き出す花々 草も木も一気に芽吹きます うかうかしてると森の中は葉が茂ってしまう そうなる前に咲かせないと!! なのでちょっと鳥は今回お休みです 画面右下で怒ってますが 花の方に忙しかったんだから許して 花と言っても木の花と草の花で図鑑が違う問題 花について調べたくて図鑑を買うじゃないですか でも調べても調べても出てこないことあるんですね 「うぉぉ、なんでだ?これはまさか新種か!?」なん

あまりの規模にヘトヘトになって城には登れなかった3月の大阪城公園

仕事で大阪を訪れる機会があったので 都心にありながらいろんな生きものに出会えるとの噂を聞いていた大阪城公園へ行ってきました! 外濠はキンクロハジロとホシハジロ とにかく驚いたのは大阪城公園の規模! すっげー広いんですね お堀も大きくてびっくりでした そこにいたのはキンクロハジロとホシハジロ いつも行ってる公園にはいない2種だったので しっかり観察させてもらいました キンクロの後ろ髪は相変わらず素敵です 内堀にはハシビロガモ! 内堀に移動していたのはハシビロガモ!

青い鳥たちが遊んでくれたのでいい一年になりそうな予感がした1月の筑波実験植物園

今年1発目の公園さんぽのイラストマップは筑波実験植物園です! 順番的には他の公園だったのですが どうしてもシモバシラという植物を見たくて こちらに行ってきました! シモバシラの霜柱(しもばしら) 霜柱はご存じの方が多いと思います 土にできる柱状の霜のことですが 植物の茎から滲み出る水分が凍って まるで花びらのようになる現象があるんですね それがどんな植物でもできるわけではなく シモバシラという植物にはできるのです それが見たくて今回行ってきました 冬も厳しくなってく

メタセコイアの匂いと、夏秋の名残を見つけた12月の小山運動公園

クリスマスの朝 まったく色気のない投稿ですみません また公園歩いてきました いやあ、この日はちょっと大きなイベント開催してて 人通りが多かったから 見つかる生き物が少なかったですね〜 ま、そもそも冬場は少なくなっちゃうんですけどね 人の存在感 ボクがガイドになりたての頃 先輩に「たくさんの生き物を見たければ一人で行け」と教わりました 理由は二つ ①人が多いと動物たちが逃げちゃうから ②一緒に歩いている相手に気が散って見つかるものも見つからなくなるから 人の存在感が動物

カモカモカモカモな12月の井頭公園

早いものでもう12月 毎月描いているイラストマップの井頭公園バージョンは これが今年ラストです と言っても、この公園はとくに冬が楽しい公園ですので これからが良い季節です! なぜ、冬が楽しいかと言うと 大きな池にたくさんの水鳥たちが集まるからです 公園のスタッフさんによるとハシビロガモやミコアイサも すでに渡ってきているとのこと あ、鳥を知らない人にとっては なんじゃそら?の話でしょうけど そんな名前のちょっと珍しい鳥もやってくるので 野鳥観察が楽しい公園なのです イ

そりゃ日向ぼっこもしたくなるよ10月のみかも山公園

すっきり秋晴れの日 朝は冷え込んで寒かった… さて、公園の生き物たちは何をしているでしょうか そりゃ日向ぼっこしなきゃね 池を囲む植え込みに何か動くもの… カナヘビでした! そういえば最近見てなかったなあ 全身に朝日が当たる場所を見つけたようで のんびり日光浴 今朝はなかなか寒かったからね 温めないとね〜 そしてアキアカネも日向ぼっこ この数週間で赤とんぼの数はぐぐっと減ってしまいましたが まだ生き残っているのもいますね もうだいぶお疲れのご様子で 日向ぼっこのな

出勤しているのは鳥だけ。虫はお休み。10月の小山運動公園

ちょっと肌寒く感じる日が増えてきました この日の朝もそんな感じ こうなってくると虫も減るんだよな〜 虫といえば今年は蚊が少なかったように感じます 刺されはしたけど 例年に比べたら激減 あの不愉快な寝てる間にプーンが一回もありませんでした みなさんの辺りはどうでしたか? 鳥、鳥、鳥。っておいもう冬か? まず出迎えてくれたのはヒヨドリたち ギェーーーー! ビュエエエーーー! いつもの調子でうるさい 真夏はどこかに行っていたので あまり会いませんでしたが 秋になって戻ってき