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雨にあたってなかなか行けず、この日も直後に降ってきた6月ぎりぎりの筑波実験植物園

この公園さんぽは、これまでに35回やってるんですが、こんなにも雨のせいで行けなかったのは初めてでした。予定していた日がことごとく雨で、やっと月末ギリギリに、駆け込んできました。しかも直後には、また降り出すといった雨の止み間をぬった公園さんぽでした。

あ、申し添えておきますが、雨の日に森を歩くのはすっごくいいですよ。人が少ないし、濡れた緑が心地よいです。って全然説得力ないですけど…。

ボクが雨の日を避けている理由は「カメラを濡らしたくないから」です(笑)自分は濡れても構わない、拭けばOK。でもカメラは濡らしたら壊れますしカビますし、ろくなことになりません。自分がケガしても風邪ひいても、カメラは死守。

もう野草はサマーシーズン

さて、そんな梅雨真っ盛りの6月ですが、野草たちは夏でした。こちらはご覧いただいた方がわかりやすいかも。

カワラナデシコ。秋の七草のひとつ。そう、秋の花がもう咲いてるんですよ…
スカシユリ。このビビットな色は夏です。
ノウゼンカズラ。どんな暑さにもこの花だけは負けない。暑さが似合う花です。
オカトラノオ。野草らしい野草です。初夏の花。
ハンゲショウ。半分化粧したようだからとも、半夏生の頃に咲くからとも。

オカトラノオに、ハンゲショウ。夏の到来を感じさせる野草です。カワラナデシコも咲いていて、これに至っては「秋の」七草の一つですから、もう秋か…と思う一方で、そもそもこの季節に咲く花が秋の七草に入ってるのがおかしくね?とも思います。

ちなみに秋の七草は、カワラナデシコが咲く6月からはじまり、10月のススキまで4ヶ月間くらい気にかけておかないとコンプリートできない花たちです。

スカシユリや、ノウゼンカズラのようなオレンジの花は、まさに夏を感じます。ほかの季節あまりない色だと思うんですよね〜。こういったオレンジや赤っぽい色はアゲハチョウが好む色だと言われています。確かにこれらの花は筒状になっているので、ストローを持っている虫たちじゃないと蜜にたどりつけなさそうです。こうやって、特定の虫に来てもらうことで、受粉の確率を高めているそうです。

鳥たちは子育て終盤戦

シジュウカラの親子が群れで移動している輪の中にちょうど入ることができました。ベテランの親に虫の取り方を教わっているのでしょう。まだあどけない子どもたちが地面に降りてエサを探していました。

カイツブリの親子も発見。こちらもだいぶ大きくなっていて、水面の移動もお手のもの。親鳥について行くのではなく「ついてきな〜」と得意げになって、親鳥を従えているように見えました。

まとめ。今年もしっかり夏がやってきました。

まあ、誰も心配していないとは思いますが、ちゃんと夏が来ています。もう片足突っ込んだとかそんなレベルではなく、両足しっかり夏に入ってますね。こりゃ。

まだニイニイゼミの「チーーーーーー」って声しか聞こえないあたりに、夏の始まり感を感じますが、これからお仲間がぞくぞくと増えてきます。そうすれば夏も本番。ど真ん中です!

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