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出張ついでに4月の小石川植物園

仕事があったのでちょっと早めに出て小石川植物園を歩いてきました。
このイラストマップ初の東京進出です。

やっぱり植物園の醍醐味は、普通の暮らしでは出会えないような花に出会えることだと思うんです。特に図鑑の中では知ってても、実物を見たことない花は多いです(というかほとんど!)

●ヤマブキとヤマブキソウ

ヤマブキはその辺で咲いてるおなじみの花です
ある日鼻歌まじりに「ヤマブキ」を図鑑で見ていてもヤマブキが載っていない!
あれ?こんなメジャーな花なのになんで??
索引を見てもヤマブキはなく、ヤマブキソウがある。

あ、正式名称はヤマブキソウなのかな?

とパラパラめくっていたら、わかってしまいました。

ヤマブキは木なんです。だから草の図鑑には載ってない!
でも、ボクのような間違いが多いんでしょうね、図鑑に「こっちが木のヤマブキで、こっちが草のヤマブキソウ」と写真入りで教えてくれてました。

OK。これでばっちり。

ところがこの二つはそっくりです。花びらの枚数が違うだけでこりゃ紛らわしい。落ち着いてよく見れば、ヤマブキソウのほうはケシの仲間なので、なんとなく花の雰囲気がケシっぽいです。おしべの形とかがね。

●初めて見たぞコゴメイヌフグリ

植物園ならではで、もう一種。

オオイヌノフグリによく似た形の真っ白の花が咲いてました。
タチイヌノフグリの白バージョンといったところ。
なんだ?と調べてみたらコゴメイヌフグリという名前だそうです。

この小石川植物園の名物なのだとか!

どうもはじめまして。お会いできてよかったです。

●あとタツナミソウね!

そうそう、あとタツナミソウをやっと本物が見られました。
北斎の波の絵に似てるからタツナミソウ。
由来がかっこいいじゃないですか!一度でいいから見てみたい!
そう思ってたんですよー。

そんな時はやっぱり植物園に限ります。

本物を見て納得。ほんとに見事に波が立っておりました!
これはまさにタツナミソウ!

●ていうかオオタカもいたよ?

あ、あとオオタカの声も聞いたんですよね。
本体は見なかったけど。
でも、ここは東京の真ん中。オオタカなんているの?
誰か音を流した??

と、その後もしばらくチェックしたんですけど
声も聞こえなくなってしまったのですが
SNSなどチェックすると小石川植物園にオオタカがいるみたいですね。
へえ〜知らなかった。東京都心にもオオタカっているんだ!
大きな公園も多いし、案外住みやすいのかもね

●名札がついてるからのんびりと歩ける植物園

植物園がいいのは、ほとんど全てに名札がついていることですね。
普通花は1年に1回しか咲きませんので。会う時はだいたい1年ぶりなのです。
だからなかなか名前が出てきません(年のせいもある)

今回も、何度も「あー、あなたは誰でしたっけ?」って花に向かって言ってました(笑)
でも大丈夫。ちょっと回り込めば、名札みっけ!
この安心感はすばらしい。植物園だから間違ってることもないし。

これが普通の野山だと「ああ、わからない。なんだっけ?えーっと」と悶々とするのが気持ち悪い。そんなつっかえをいくつも抱えながら歩くことの気持ち悪さよ…

というわけで、おすすめです。植物園。
朝ドラの影響で、人でごった返しているかと思ったら全然だったのでもっとみなさんに楽しんでもらいたい。植物園。

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