心配してくれたけど、大丈夫だったよ、ぬいぐるみ君!
今回は、自分が「障害者」だということを表に出してみたら、思った以上にすがすがしかった、という記事です。
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うつ病持ちの中年。家族関係に行き詰まって心も身体もダウン、仕事も辞め、生活環境も一転。
……私のプロフィールの一節です。
障害者手帳の交付を受けたのは数年前ですが、春先のダウンで一般就労が厳しい心身状態になったため、少しでも収入を得るために就労系障害福祉サービスを利用することに決めました。
先日「『就労継続支援B型』というタイプの障害福祉サービス施設を見学した」というつぶやきをしましたが、今日はその施設に体験通所しました。
厚生労働省によれば、「就労継続支援B型事業」とは、
通常の事業所に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が困難である者に対して、就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練その他の必要な支援を行う
ことを指します。
心身ダウンの影響で集中力が途切れやすくなった私には「通常の事業所に雇用される」ことも「雇用契約に基づく就労」をすることも困難です。
もう、無理ができない心身状態なので、ここは素直に就労継続支援B型の事業所に頼ることにしたのです。
昨日の「くまのぬいぐるみが私を心配そうな表情で見つめている」というつぶやきですが、「今日の体験通所がどうなるかが不安だ」という私自身の不安を、ぬいぐるみが反映してくれていたようです。
さすが、頼れるぬいぐるみさま!
今日、作業が始まるまでは「私は『障害者』としてこの場でうまくやっていけるのだろうか?」と、不安で緊張していました。
ですが、いざ作業(清掃作業が中心)に取り掛かると、無理のないペースでこなせばよいことや、職員の方々や他の利用者の方々と問題なくコミュニケーションが取れることがわかり、ひと安心しました。
今日の体験通所は、私にとっては、はじめて「障害者」であることを表に出す機会でした。
これまで、仕事上では自分が障害者であることを伏せてきました。
医療機関への受診や年金の申請などの場面を除けば、日常生活でも極力表にしていませんでした。
ですが、自分の人生を良いものにするためには、素直に障害福祉サービスに頼ることが不可欠になりました。
そんな経緯で、いざ、自分が「障害者」だという事実を表に出して行動してみたら、不都合に感じることはありませんでした。
むしろ、心の引っ掛かりがなくなり、すっきりしました。
もちろん、自分が知らないところで悪口を言われることもあるでしょうが、それは自分にはコントロールできないことなので、放置しておきます。
「ありのままの自分」で生きるって、思った以上にすがすがしいものなんですね!
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