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教授にこの研究室での博士進学をしないように言われた話

はじめに

「こんなこと,きいたことないから,noteに書いてやる!」

助教の先生に言ったら笑ってくれたから,思い出と自省として記載する


突然の「将来のお話」

修士課程1年の9月

学会から帰ってきた次の日
私は助教(私の指導教員)とともに教授の部屋に呼ばれた

内容は「将来のお話」
私は博士課程への進学を希望しており
教授が私に進学する研究室の選択肢を示すものだった

①違う研究室に行く
②この研究室で進学する
この研究室で進学するという前提で,これまで先生方と話していたが
①の可能性があるか聞かれ,選択肢の1つとして考えていることを伝えた

そして,教授が伝えたのは
君はこの研究室で博士進学するべきじゃない」ということ

この研究室で進学すべきじゃない理由

教授はいくつかの例を挙げて説明した
この研究室は私に合っていないと感じたという内容だった

そして,この研究室でストレスを感じること,いやだと思うことはないのか
教授は私に何度もきいた
私は教授に,ストレスを感じることも,いやだと思うこともないと伝えた
しかし,教授のお話の内容はそれまでのお話と同じように
この研究室は私に合っていないというものだった

教授は長時間お話ししてくださり,とても気を遣ってくださったのだと思う

理由に納得できない私

私はどうして自分がこの研究室での進学をしないように言われるのか
納得がいかなかった
研究室への配属以降,研究をがんばってきたのに
私の努力は教授に認められなかったのだと感じた

最初の1年,研究室内での人間関係に悩むことも多く
よくないことを言われたことやよく分からない噂を流されることもあった
また,自分の言動でよくないところもたくさんあった
私はうまく自分の気持ちをコントロールするのが苦手である
私は教授と話す機会がほとんどなかったが
教授の考えに納得がいかず,自分の意見を主張したこともある

今年に入ってからは,研究室での言動や人間関係に一層気をつけ
よいわけではないが,うまくできているつもりだった
また,後輩とは特に積極的に関わり,いい関係を築けていると思っている

しかし,教授のお話に出るのは,去年の私の言動やよくない噂によるもので
教授は私を正当に評価しているわけではないと感じた

諦めと決断

私は教授に,この研究室で進学をしないように言われたことに納得がいかず
もっと努力して,教授に正当な評価してもらいたいと思った
また,その日までは当然のようにこの研究室で進学するつもりだったため
違う研究室に行く想像もできず,混乱していた

しかし,教授からこの研究室での進学はなしだと言われ
自分の気持ちを話しても,教授の考えは変わらなかったことから
この研究室で進学することは無理だと思った

決めるなら早いほうがいいと思い,違う研究室での進学を決めた
正直,それ以外の選択肢はないと思う

だが,卒業までに教授に正当に評価してもらうことを諦めたわけではない
研究をこれまで以上がんばり,言動にも一層注意する
また,他の研究室に進学した後,多くの研究成果を出し
この研究室にいてもらえばよかったと後悔させる
これが私の決断だ

さいごに

指導教員である助教の先生は
たくさんお話をきいてくださり,ポジティブなお話をしてくださった
いつか共同研究をできるように,進学後も研究をがんばりたい

同期は「教授は全然分かってない」と怒ってくれた
お友達やかわいい後輩たちはたくさんお話きいてくれた
みんなに感謝でいっぱいである

あと1年半,研究もなんでもがんばって
教授に「この研究室で博士進学してほしかった」と思わせるのが目標だ


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