佐渡移住2年目古民家を買いました
私は2014年11月から佐渡市地域おこし協力隊の空き家・移住者支援担当になりました。当時は履歴書とともに提出した作文に「将来佐渡でゲストハウスをしたい」と書きました。(今は本当にやらなくてよかったと思っています)
そして面接前の事前相談に「空き家担当になって自分でゲストハウスの物件を見つけてみれば?」と言われ、単純に「あーなるほど!」と思った私は第二希望だった空き家・移住者支援業務に受かることになります。
それから約1年3カ月。本当にちょうどいい家を見つけたんですね。
色々意欲的だった当時の私。
ここに至る前に「どうしてゲストハウスがやりたいか」を考えました。私自身が海外旅行をしたら好んでゲストハウスを選んでいたんですけど、何が好きでなぜゲストハウスを選んでいたかを考えました。行きついた先は「知らない旅人同士が集まって情報交換や次の日遊びに行ったりする気軽な開かれたリビングが好きだった」からです。
「じゃあゲストハウスがやりたいんじゃなくて、そのリビングだけでよくないか?」と思い、コワーキングスペースがピンときました。私がイメージしていたのは「みんなのたまり場」みたいなコワーキングスペースです。
改修してもさほど金額がかからないだろうと思えるくらい小さかったし、何せ残留物も少なかったんです。
「ここだー」と思って即購入に向けて動きました。
あとで知ったけど
ここの屋号は「兵庫屋」
私の出身は「兵庫県」
「ここだー」って思ったのは偶然ではなく導かれ必然だったのかも。
この「ひょうご屋」は
残留物処理を「お宝さがし」イベントとしてもらってもらったり、
「古民家デパート」っていうガレージセールイベントをしたり、
物が片付いた後は「DIY」イベントで床貼り・漆喰塗りをしました。
DIYイベントの講師は佐渡市建築士会青年部に頼みました。
ちょうど毎年青年部で木工教室などものづくり普及活動をしていて、次のイベントを探していたところにDIYイベント開きたい私と出会ってっていうことがあり、これまた出会った大工さんの苗字が「兵庫さん」マジか。トリプル兵庫なんだが・・・これも運命です。
そんなこんなで、色んな人の手を借りて改修が終わったひょうご屋。それからあとは1階がシェアキッチン2階がギャリースペースとしてオープンします。
現在はスープカレーとパフェのお店「のらねこ」さんがレギュラーで入ってくれてます。
最初は小木町の人に「そんな車の入らないところに店作っても人が入らないよ」とか「商店街から離れてるのに」って言われたひょうご屋。のらねこさんの大活躍でそんな辺鄙なところに行列ができる店ができようとは。
小木町の人は驚いたとともに車も入るし商店街の中にあるお店が閑古鳥っていう現状に更に頭を抱えたんじゃないですかね、知らんけど。
話を一行にまとめますが、移住2年目で家を購入しました。そして空き家改修をし利活用に成功しました。
私が佐渡暮らし10年の中でやった威張れる一つです。えっへん。
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