見出し画像

私はカエル

 私は両生類だ。世間ではカエルという名が与えられた。カエルと言えば、帰る、変える、飼える、代える、替える、買える、返るといろんな字の組み合わせがあると思う。
 もっぱら私には蛙という一文字が与えられている。

 昔なら「お金がカエル」とか、「幸せがカエル」と言われどちらかと言えば好印象。昔の人は非常にありがたい存在だと思った。

 しかし、最近では蛙化現象なる言葉を知って、私は大きなショックを受けているのだ。結局これはカエルというものに対して悪い印象という意味ではないか。

 まあいい、このカエルがいくらこのことで悩んでも世間様が変わるわけではない。ああ語りすぎて疲れた。

 今から水の中に入ってオタマジャクシの時代、童心にカエルのだ。

#小説 #短編小説 #300字小説
#スキしてみて #私はカエル
#原稿用紙一枚 #noteのつづけ方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?