冷房のスイッチ
急に暑くなった。体中から汗がにじみ出る。いくら体を拭いても汗が湧き出た。
まだ6月だというのにもう真夏の暑さ。室内にいるのに汗が出てくるというのなら、もう冷房が必要なのだろう。
そう思いつつ、まだ冷房に手をかけず窓を開けてみた。すでに日が暗く、さすがにこの時間は外の温度は下がるのか、涼しい風が入ってくる。汗ばんだ体が風により冷やされた。
ひと時の幸せを感じたと思っていたが、本当にひとときだ。なぜならば虫が入ってきた。最初は蚊のようだ。
うっとうし奴が入ってきたと思ったが、狙いを定めて見事に仕留める。ほっとしたのもつかの間今度は蛾が入ってきた。
大きな蛾が部屋の照明で暴れている。
もう諦めようとようやく冷房のスイッチに。
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