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【6/9の日記】インディさんの書籍発売イベントに行ってきたよ

 ゴールデン街ホラーズ、というと、私はどうしても「仁王立ちで高笑いするインディ氏と、その隣で膝をついてがっくりうなだれる夜馬裕氏」というような構図が思い浮かぶ。まあ、大体合っているだろう。今回も概ねそのような調子であった。インディ氏が爆弾発言をし、夜馬裕氏がそれに慌てふためき、制止しようとして、最後には諦める。ゴールデン街ホラーズのファンにはお馴染みの光景である。

 今回は何のイベントだったかと言うと、インディ氏が原作を書いている漫画の単行本発売兼、ということであった。正直、漫画というものは殆ど読まないが、これはインディ氏が原作と言う事で買ってみた。登場人物は皆2頭身か2.5頭身くらいの可愛らしいデフォルメキャラクターなのだが、恐ろしいシーンはきちんとリアルに、細かく描き込まれており、それまでのデフォルメ調との対比もあって余計に目立つようになっている。上手い演出である。
普段漫画を読み慣れていない見でもスラスラと読めた。ストーリーはインディ氏が原作であるから勿論面白い。竹書房刊「ゴールデン街の悪夢」、面白いのでお勧めさせていただく。

 イベントでは漫画に掲載されたエピソードの裏話なんかを喋ると言う事であったが、実際にはゴールデン街の歴史や、ゴールデン街に出没する怖い人々の話などが主であった。とにかく情報の洪水で、勉強になるかはわからぬが、聞いて面白い事は間違いない。インディ氏の務める店に出た巨大ネズミの話なぞは微笑ましくて(当事者にとってはそれどころではなかろうが)つい顔がニコニコしてしまった。笑ったり感心したり恐れおののいたり、インディ氏のイベントはとにかく情緒が忙しい。
 他にも、インディ氏が呪いを信じない理由等、優しい人柄の滲み出るエピソードが色々と語られ(本人はそんな解釈をされるなどとは思ってもみなかっただろう)、実に暖かい気持ちになった。やはりこの人は天使だな、と思う。こんな優しい人間など存在するはずがない。居たらそれは人間ではない。天使である。
 今後の活動の展望なども語られ、今後のインディ氏の活動が益々楽しみになったところでイベントは幕を閉じた。

 

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