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誰かを評価する 、誰かに評価してもらうことについての気づき

人に対する評価は難しい

仕事をしていると評価という言葉を目にしない日はありません。

・患者さんの病気の評価
・働く人の評価
・自分の評価
・業務の評価
・プロジェクトの評価 など

中でも、人に対する評価
本当に難しいと感じています。

きちんと評価出来ているのか、出来ていないのか。
自分の言っていることが正解なのか。
分からないのです。

面接の時期が近づくと、そういった悩みが再燃します。

この状況を打開すべく
これまで仕事でもらったアドバイスや
noteに投稿されている知恵を拝借し
気づきをまとめてみました。




評価される、評価することの悩みや捉え方

(1)評価される立場

  • そもそも評価とは他人がするもの(自己評価に意味はない)

  • 自分のことは、自分が一番分かっている(他者評価に意味はない)

  • 相手には評価する能力がないので信頼できない

  • 頑張っているのに他者評価が低く不満に感じる

  • 自分の評価が低いのは、所属している集団のせいだ(場所を変えたら評価される)

  • 自己評価が高いと思われるのは嫌だから、他者評価より自己評価をわざと低くしてしまう

  • 他者評価に落ち込み、自己を全否定してしまう

  • 評価が抽象的でどうしたらいいか分からない

(2)評価する立場

  • 自己評価が高すぎる人は、自分を客観的に見れていないのでは

  • 自己評価と他者評価のギャップを認めてくれない

  • 謙虚なのはいいが、自己評価が低すぎて困る

  • 他者評価の基準が曖昧で判断しにくい

  • 一人でやっているわけではない仕事について、どうやってその人の貢献を評価したら良いか悩む

  • 学歴や資格などわかりやすい基準で判断してしまう

  • 仕事の様子をいつも見ているわけではないため、なんとなくの評価になってしまう

評価される、評価する|その背後にあるもの

(1)評価には感情が伴う

評価される場合
誰でも良い評価をもらいたいと思っています。
自己評価より、他者評価が高ければ嬉しいです。

逆に他者評価の方が低ければ、悲しくなったり不満に思います。
他の人よりも優れていたいと思います。

逆に他の人より劣っていることで
安心する人もいます。

ひどい場合は、自分の全てが否定されていると感じてしまうこともあります。(評価した人がそう思っていなくても)

評価する場合
相手との関係性を悪くしたくないと思い気を遣います。

他者を評価する行為は、どこか後ろめたさがあります。

気に入られたい、傷つけまいとすれば
評価を歪めてしまうことにつながります。

逆に、自分は偉い、自分の方がよく分かっていると
見下してしまう場合もあります。

(2)その人の全てではなく、ある側面を見ている

人が扱える情報には限度があります。
限られた情報を元に、その人のある側面について
評価しているに過ぎません。

相手を知らないほど評価は難しくなります。
知っている情報で評価しています。

かといって評価される人が自分のことを分かっているか
というと、そうではありません。
自分でさえ自分の全てを分かっているわけではありません。

(3)評価は変わる

相手への期待
自分や相手に、成長を期待しないとしたら
評価基準を満たすハードルはぐっと下がります。

逆に、期待するほどハードルが上がります。
相手にどんな成長を望んでいるのか
どんな仕事を成し遂げてもらいたいのかによって
評価は変化します。

将来の仕事
他にも、相手が働く場所や従事する仕事、役割など
今とは違う将来を見据えている場合、必要とされる能力が変わってくるため
評価も変わる可能性があります。

評価テーマの抽象度
また、評価しているテーマが抽象的であるほど
それを満たす条件も様々なことが考えられるため変化します。

(4)評価はズレる

感情や、評価している側面、将来への期待や仕事内容、評価項目の抽象度などで様々なズレが生じ、結果的に評価はズレていくのです。


それでどうするのか

もうここまでくると
どうしようもないように思えてきました。

それと同時に疑問が浮かんできます。

そもそもなんで評価しているのだろう?

何でしょう…

う〜ん…


やっぱり答えは、次の一歩です!

評価を通して次の一歩を明確にして
成長につなげることではないかと思うのです。

それが最終的にないと、評価のズレに悩むのです。

そう考えると、評価がどうのこうのと考えすぎるよりも

”評価の先にある次の一歩を見つけ出すことを、
共通のゴールとして認識する”

それが評価される、評価するのスタートだと思うのです。

そして次に
”なぜその評価になったのか、評価の背後にある理由を話し合いお互いを理解すること” 
が大事ではないかと思います。

評価者が目の前にいない場合は
ここまでにまとめてきた要因を振り返ってみれば
ズレの要因が見つかるかもしれません。

今の満たされない気持ちを
満たしてくれる評価を求めるのか

自分の将来に向けた次の一歩を見出すために
評価を活かすのか

私は、次の一歩かな
と思うのですが、どうでしょうか。




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