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おぼん、ぼんぼん

まあ、今日は雑談でもしますかね。

1.ガッチャマンだよ

毎日、利用者さんのお家に訪問に行かせてもらっていますが、先週くらいからお盆にまつわる会話が増えてきました。

その方は女性の方で「今日の午前中、お父さん(夫)と息子とお墓参り行ってきたのよ〜」と話してくれました。そして、何かを思い出したようにくすりと笑いながら「あのねぇ、お線香に火をつける時にね。お父さんが『ガッチャマン、出したよ」って言うから」

ガッチャマン出ましたか

『やだぁ〜お父さん!ガッチャマンじゃないわよ!

カッチャマンよ!』

って言ったらね

息子にぼそっと『チャッカマンだよ!』って冷たく言われちゃったの。」

と言いながら、利用者さんはこらえきれず爆笑。
私も聞いていて横で爆笑。

キンチョーの夏、爆笑の夏です。

(めちゃかわいい夫婦だと思う)

(この方は精神分野で訪問させて頂いてるので、何気なくお互いにくだらないことで笑えるのは幸せだなと思う)

2.どんどんせずぼんぼんしてしまう

美大のスクーリングに月1〜2回通っています。場所は東京都。土日2日間かけて、ずっと絵を描き続けるのです。

そのスクーリングの前に「事前課題」というものがあります。だいたい、その授業にまつわるもので、予行練習や下準備が多いのです。色のスケールを作ったり、絵を何枚か描いていったり等。できた課題は、当日の授業中に先生に順次確認してもらいます。
今回の事前課題は

「キャンバスを自分ではって作成すること」

でした。

まず、材料や道具を買いに行くのですが、私の地元には自宅の近くに小さな画材店があります。
そのお店は私が幼少の頃からご夫婦でずっと続けていらっしゃいます。お店の事については、またいずれここに書いてみたいなと思いますので、今回は深くふれません。
田舎の小さなお店なので、充分な品揃えではないのです。求めていたものがない場合は都内まで足を運んで購入します。

さて、道具や材料は、両方のお店を駆使してなんとか揃えることができました。
あとははるだけです。

木枠を組みます。少しずつ少しずつ四隅をトンカチで叩きます。
はめこんだら、今度は布をはります。
最初はガンタッカーで仮止めして、そのあと、張り機で布をひっぱりながら、釘を打っていきます。
夫も面白がって横で見ていて、少し手伝ってくれたりしながら、無事に完成しました。

作成のための手順は大学からのプリントに記載されています。「きちんとはれているかどうかを確認するには、後ろから指で叩いた時に太鼓のような音が出ると良いです」と書かれていたので、試しに叩いてみたら

「ぼんぼんぼん」

と鈍い音がしました。

私は「はたしてこれは太鼓の音なのだろうか?」と疑問がわいたので、横にあった市販品の既に布がはられた状態のキャンバスを試しに叩いてみると

「どんどんどん」

とちゃんと太鼓みたいな音がしました。

ああ、ぼんぼんぼんじゃダメだ!

と、その場にがっくりとうなだれました。

「違いがわかる男」じゃなくても、この違いはわかります。

私の頃は宮本亜門さんとか熊川哲也さんのイメージ

何回かやったら上手くなっていくのでしょうね。

自分、不器用ですから。

3.花火を眺めて思い出す

お盆の頃は私の地元の花火大会の季節なんです。
この感染症が流行し出してから、きちんとした大会は開催しておりません。

逆に「じゃあ、きちんとしてないのはやるの?」と感じた方もおられるかもしれませんが、実は少しだけ予告なく打ち上げたりするんです。昨年もそうでしたが、今年も控えめに花火を打ち上げていました。

花火は自宅の横の道路から眺められます。

「ぼん!ぼん!」と音が聞こえると、息子と夫が「はじまったよ」と眺めに行ったので、私も少し夕飯作りの手を止めて、一緒に見物しました。

私はこの地元の花火を見ると、夫が入院していたことを思い出してしまうんです。

もう7年前になりますが、夫に癌があることが判明して、国立がんセンターに入院していたあの日々。
あの夏はいろいろなことがあって、私にとっても大変濃い一年であったのですが、一緒に花火が見られないなぁと夫が病室でさみしがっていたこと。子供たちは花火を楽しんでいたけれども、やはりどこかさみしそうであったことなどが、浮かび上がってきます。

その事を考えると、今はこうして平穏に暮らせる事に感謝したくなります。

また来年も家族で見られるといいなぁ....と願いながら、花火を楽しませてもらいました。


今日の雑記はこんなところで。


皆さんも暑さに気をつけてよい夏をお過ごしください。

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