いちごパンツで走りぬけたあの日々
小学生の時、私は友達のちえちゃん(仮名)のお家に毎日入り浸っていた。
ちえちゃんの家は、ちえちゃんのゲーム部屋が家の裏手にある。部屋の大きい窓から玄関を介さなくとも直接彼女の部屋に入れる気軽さが、小学生の友達の間では知れ渡っており、みんなのたまり場になっていた。
ちえちゃんはかなりのゲーマーだった。
ちえちゃんのお母さんはちえちゃんに輪をかけたゲーマーで、ドラクエなどは必ず発売日に購入して、いつも神がかり的な早さでクリアしていた。
私はちえちゃんにもちえちゃんのお母さん