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思ったことや考えたこと

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日々暮らしていて、頭にふっと思いついた考えや、人から影響を受けて浮かんできた思考の断片などを書いたもの。
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#リハビリテーション

ことばがいらない場所

ことばは人を包み込んだり やわらかい気持ちにしたり ここにいていいんだって思えるような 羽根布団みたいな 軽くて ふわふわしてて あたたかな側面もあるけれども 一方で 時には人を傷つけたり 自信をなくさせたり もうここにはいたくないというような まるで水を含んだ衣服のように もがき苦しみながら うまく抗えずに 深く深く 海の底に 人を落とし込めてしまうような 孤独に陥らせる凶器にもなる。 そういう時に 私はある人たちを思い出す。 それは以前、施設に勤めていた時

さいごのきわにさいごの笑顔をあなたと

「まずは座る事なんです」 「しっかり座らないと、しっかり立つ事はできません」 「だからこうやって座る練習をしましょうね」 私は、介護ベッドに座っていて、同じく隣に座っている男性に声をかける。 2人は視線は合わさず窓から見える庭をみつめていた。 庭は小さいながらも、木工の白いテーブルと4つの椅子がおいてある。芝生が敷かれていて、つやつやした緑の垣根が見える。 私は想像する。この人は昔はこの庭で奥さんとお茶をしたり、道路をはさんで向かい側に見える桜の木をゆったりと眺めて

熱は伝わった!

先日、書いた記事。 読んでくださった皆様、ありがとう。 スキをおしてくださった方、ありがとう。 そしてコメントを寄せてくださった方、ありがとう。 実はこの記事は書こうか書かまいか悩みました。 今まで、そういう記事は何度かありました。 一番懸念していたのは「これを読んだ人を心配させてしまうかもしれない」ということでした。 置かれている状況に悩んでいたのは事実ですが 私自身はけっこう平気というか、日常的にあることなので、心配しなくても大丈夫よ〜と自分では思っていて

星の王子、終末期を語る

星の王子さまという絵本がある。 有名な絵本で、出だしから 「うわばみ」という生き物に いつも私は気をとられがちだが、 今回は、絵本の星の王子さまの話をしたい訳ではない。 そしてエディ・マーフィーの話をしたい訳でもない。 私のそばにいる 身近な存在の 星の王子さまの話をする。 noteのお友達のれおさん。 ご存知の方もいらっしゃるかもしれないが、実は彼の今のnoteのアイコンは私が以前描かせてもらった絵である。 これは私の中で かなりの自慢になっており このア

心配される私たちと他者性の芽生え

職場の後輩が今日こんなことを言っていた。 聞いて下さいよ。 〇〇さん(利用者さん)が最近声が少し出づらいのに「あんたは、結婚しないのか?」って手をこうやって(ふるわせながら)伸ばしながら言うんですよ。行くと必ず握手を求めるんですけど、そのあとに必ず言うんです。私なんかの結婚のことよりもっと大事なことがあるんじゃないかなって思うんですよ。何だか申し訳ないなぁって。 同僚のみんなは「あ〜〇〇さん、そんなこと話すんだね。」となごやかに笑っていた。〇〇さんは重度の麻痺があり、疲れ

誰のための「大丈夫?」なのか

soarのイベントで気になった西村佳哲さんの本を読んでいる。 最近私は、読書中に気に入った文章があれば線を引いている。この本は感銘を受けた文章だらけで、本の中がマーカーの線だらけになってしまった。 (だから便利なのはわかっているが、Kindleではなかなか本が読めない) 今まではその文章を自分の勉強ノートに手書きで写していたが、この「note」をメモ代わりにしてもいいのかなと思い立ち、今日は書いてみる。 この本は題名にも書かれている通り、人との関わり方について書かれてい

「障害者」ということばのあれこれ

福祉の関連職種の方なら「障害者」の表記を「障がい」と書く人にあたったことは、今までで1度くらいあると思う。 私もある。 でも障害者と書いている。今のところはどちらでもいいのかなと思っている。 理由としては、ちょっと古いけどこの記事を読んでほしい。 ところで最近、テレビや新聞などで「障がい者」と表記されるのを目にしますね。「害」という字を使うのは、障害のある方を傷つけるのではという考えからなのですが、NHKでは明確な理由で「害」を使い続けています。それは、「障害」はその