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私の寝室には、今、裸婦の絵が飾ってある。 この裸婦の絵は描きたての油彩なので乾かす必要がある。私は、子供たちがあまり目にふれることのない部屋にひとまず置いておくことにした。 4月に通信制の美大に入学した。 私は洋画コースを選んだ。 美大と一口に言っても、その中で様々なコースがある。日本画、陶芸、染織、写真....知識系なら、芸術教養、アートライティング....デザインなら、グラフィックや建築やランドスケープなどなど。 通信制だが、通信教材だけでは単位が取得できない。スク
いること。 いること。 私が何もせずにただそこにいること。 なぜ「ただその場にいること」が こんなにも難しいんだろう。 生きていると、1人になってしまう夜がある。 こんなに人間がいるのに、光の届かないところで1人っきりになることがある。 人はささいな出来事で、簡単に孤独になれる。 「普通」や「当たり前」や「常識」という風がどこからともなく吹いてくる。 ある人はレールを示す。「ここに乗ると安全な道を進むことができる。」 そこから外れてしまうと、お互いが違って
ニャークスのヤマダさんに、お久しぶりの気持ちをこめてこちらに参加します。 ちなみにヤマダさんと言えば花丸恵さんと企画されていた#100文字の世界でご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか? ※こちらへの投稿期間は終了しております。 私が以前投稿させてもらったのはこれ。 懐かしいですねー。 そして、今回の企画概要はこちらです。 「集めたスケッチはWeb展覧会を模してマガジンに集約していきます。」との事。 文字だけで場面を切り取ってなるべく写実的に繊細に表すというの
最初におことわり。 本日の記事はあんまり明るい話題ではない。 なので、心臓の弱い方、健康に自信のない方、毎日を「ギリギリでいつも生きていたいから〜♪あ〜あ〜」とKAT-TUNの歌を体現しているギリギリな人生の方、マンボウのように驚いた衝撃で死んじゃうくらいの繊細ハートをお持ちの方は、これ以上読むと健康を害するおそれがあるのでそっとページを閉じてほしい。 よく「マウントをとる」ということばがある。 今朝、夫ともそのような話が出た。 私が「マウント」ということばを初めて
こんにちは。 本日はこちらの企画に参加させて頂きます。 日本語教師をされている「みおいちさん」という和服が似合う超絶美女noterさんに、日頃お世話になっております。 いつも遊んでもらったり、時には真面目なトークを交わしたり、チビさんとの日常の記録に心を癒されています。 本日の企画のお題は #私なりのストレス解消法 ということです。 日本国外からいらっしゃった学生さんなどは、他国での生活という、ただでさえストレスを抱えがちな状況の中で過ごしており、みおいちさんは学
冬が好きだ。 冬の凛とした空気。 首元をほわほわと包み込むあたたかい毛糸のマフラー。 両手の中のすっぽりおさまったココア缶。 重ね着して少し動きづらいコート。 吐息の白さ。 ざくっざくっという音のする霜が降りている草むら。 澄んだ空気の中で突如あらわれる 海の向こうの雄大な富士。 私は冬が好きなんだ。 心が落ち着いてすごせる気がしている。 冬眠しているくまのように、動きはもしかして停滞しているのかもしれないが、もしかして本来の自分に近いペースで過ごせるのか
もういちどはない。 いつか誰かに言われたことば。 そして確かに、もういちどはおとずれなかった。 夏のじんわりとした暑さと 重たいズンとしたお腹の底にひびく音と もものうらに感じる芝生のこそばゆさ 正面から放たれる光 かき氷がこぼれた跡 心地よい風 生ぬるい風 蚊取り線香の匂い 小気味良い下駄の音 汗ではりつく髪の毛 キミの手の熱さ 心拍が止まったエコー画像 あの時のきもち。 あの時の期待。 あの時のまつげと それをぬらす涙。 涙は何回なが