親子で共に学び、成長しよう
ほとんどの中学生は、反抗期と言えども
家で全く何も話さないほど
おうちの人と険悪な関係では無いのだろうと
くませんせいは思っています。
それは心身の不調を訴えて
保健室にやって来る子も同じ。
自分の髪の毛を抜く癖とか
原因不明の繰り返す嘔吐とか
専門医に繋がなければと思うほど衰弱した拒食症状の子とか
うつ症状が出ている子とか…
そういうお子さんは
家庭環境が悪いのか?と言われれば
確かにそういう子も中には居るけれど
ほとんどの子は
いわゆる普通のおうちの、普通のお子さんだったりします。
じゃあどうして、
心身の不調が出るまで
この子たちは頑張ってしまったのかと言うと…
これは「ヘルプサイン」が関わっていると
くませんせいは思っています。
*
保健室では、こどもからの訴えを
ヘルプサインと捉えます。
授業を受けて学ぶためには(教授)
ほかの子と一緒に学んでいくためのマナーやルールといった社会性が身についている必要があって(訓練)
そのためにはまず、こどもたちの心が安定していること(養護)
つまり
心の安定(養護)のために
必要な手当てや関わりをしています。
心の安定は
骨折・捻挫のような大怪我から
ちょっとばんそうこうを貼っておけば良いような傷まで
基本的な考え方は一緒。
こどもたちは「心の安定のために必要」だから
え、こんな傷にばんそうこう貼るの?いらなくない?と思うようなケガでも訴える。
ヘルプサインを出しているんです。
こども本人が
ヘルプサインが上手く出せなかったり
周囲の人が
ヘルプサインって概念がないと
身体症状や、事のあらましが大きくなって
明らかにおかしい…って周囲の人たちが気づくまで
こどもたちは頑張り続けてしまいます。
日本人は特に小さい頃から
我慢は美徳って教えられるし
自分1人でずーーっと考えて物事を解決したりすると
「よく頑張ったね!えらかったね!」って
賞賛されたりするけれど…
社会に出て
1人で我慢して頑張って
物事を解決しようとしたら…
「なんで相談しないんだ!」って、怒られますよね。
もちろん自分1人の力で試行錯誤することや
自立も必要だけど
\ヘルプサインの出せる子に育てること/
これもまた必要なスキルだと
中学生と日々関わりながら思っていたことです。
「人に頼む技術」なんてタイトルの本が
話題になっていたこともありましたよね。
大人だって
ヘルプサイン出すの苦手!って人
結構いらっしゃるのでは無いでしょうか?
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くませんせい
🕊️元・保健室の先生
🕊️こどもの心と体の悩み解決のプロ
🕊️思春期の親子のための保健室 主催
🕊️公立小中学校勤務を通し悩みを聞いたこどもは1,000人以上
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@miraimiho