60代からの暮らし~ビートルズ
皆さんは、もちろんビートルズのことはご存じですよね。
そう、あのビートルズです。
1962年に、イギリスでデビューし、1970年に解散したあのビートルズです。
それまで、エルビスプレスリーやチャックベリー、リトルリチャード、ビーチボーイズ等が主流だったロカビリー等を、ロックやポップスとして昇華させるきっかけを作ったグループとも言えるのではないでしょうか。
少しおさらいをしておきます。
ビートルズは、1962年イギリスのリバプールで活動していたバンドとしてデビューします。(それまでは、ロンドンでデビューするのがあたりまえでした)
また、それまでのバンドと違い、自作曲でのデビューにこだわり、実現しました。
それが、「ラブ・ミー・ドゥ」です。
有名なマッシュルームカットで登場した彼らは、最初はアイドル的な扱いを受けました。
翌年発売の2枚目のシングル「プリーズ・プリーズ・ミー」でイギリスで1位を取って、一躍人気バンドになりました。
同年に発売のファーストアルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」が1位になると、30週間続きました。
その最中に発売された2枚目のアルバム「ウイズ・ザ・ビートルズ」が代わりに1位になると21週間続き、ほぼ1年間1位を独占することになりました。
イギリスでの人気を確信したメンバーは、世界進出を果たします。
1966年、世界ツアーを終えたビートルズは、過密スケジュールによるメンバーの体調面の不安もあり、レコーディング・アーティストへ移行します。
そしてできたのが、あの名作「サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド」です。
この作品は、たくさんのミュージシャンに多大な影響を与えましたが、実は、ビーチボーイズの「ペット・サウンズ」の影響を受けています。
ビートルズは、ロックというものを確立しました。
歌詞はなるべく平易な言葉を使い、実験的な曲をいくつも発表し、後の世界中のミュージシャンに影響を与えました。
そんな功績を残したビートルズですが、メンバー間の不和もあり、1970年、ポールマッカートニーが他のメンバーを訴える形で解散になりました。
その後、ジョンレノンは1980年に亡くなり、2001年ジョージハリスンが病死しました。
そして、2023年11月2日、レノンが遺した未発表曲「ナウ・アンド・ゼン」が、オーバーダビングを加えたうえで、ビートルズ最後の新曲として発売されました。
ビートルズが解散したのは、私が小学校低学年の時であり、同時代として見ていたわけではありませんが、やはり中学で音楽に興味を持ち始めた頃の入口はビートルズでした。
当時私は広報委員であり、校内放送の実権を握っており、給食の時間に流す音楽は、自宅から持ち込んだビートルズのレコードでした。
特に先生からクレームが来ることもなかったので、先生方も懐かしく聴いていたのかもしれません。
もちろん、これは「職権乱用」です。
でも、いいですよね。食事の時ぐらい好きな音楽をかけても。
これを聞いて、ビートルズに目覚める子もいるかもしれませんし。
(実際、同級生がビートルズに目覚め、その後2人でレコードを持ち寄りました)
高校に進んでからは、邦楽にも興味を持ち始め、たまにしか聴かなくなりましたが、例えば、斉藤和義さんであったり、明らかに影響を受けてると分るミュージシャンの曲を聴くと、懐かしく感じることもあります。
そういえば、亡くなった父が、音楽に興味を持ち始めた中学生の私に、
ビートルズの赤盤のカセットを買ってくれたな。
ビートルズや、4人のビートルの音楽は、私が今でも好きな、
好んで聴く音楽の原点です。
ありがとう、ビートルズ。