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データ活用の文化を広げる!ワークショップをやってみた

データを正しく扱えば新しい道を切り開ける!
そんな想いを持ち、noteでデータを活用しながらマーケティングをしているくま(@_kuma3_)です。

今回、noteのデータチームが取り組んでいる『データで登りたい山プロジェクト』の一環で全社員向けにデータ活用の文化を広げるためのトレーニングとしてコンテンツの作成とワークショップを開催しました。
この記事では、そのときに考えた事や工夫した事をオープン社内報として公開します。


オープン社内報とは?
一般的には社員しか見ることのできない「社内報」をだれでも見られるように公開することで、会社の中の様子を感じとってもらう記事企画です。


なぜやったのか

『データで登りたい山プロジェクト』とは?
データチーム中川さんの記事をご覧ください。

データ活用を促進するため、データチームではさまざまな取り組みをしており、そのアウトプットの一つとして社内のデータに素早くアクセスし閲覧できるデータカタログ「DataPot」を社内展開しました。

今回のコンテンツやワークショップは、このデータカタログ「DataPot」の社内認知と活用方法を啓蒙し、皆が同じ目線でデータ活用のスタートラインに立っていただくことが主な目的でした。

なにをしたのか

実施したことは大きくは2つ

  1. コンテンツ作り

    1. ワークショップや今後の資産となるスライド(座学と設問)の作成

    2. ワークショップの受講者に利用してもらうスプレッドシート(ワーク用シート)の作成

  2. オンラインワークショップの実施

    1. コンテンツを元にした座学と問答をグループごとに解いていく内容

コンテンツ作りで工夫したこと

1.誰に届けるか/ターゲットの設定
データ活用の促進のため全社員が戦略ターゲットでした。その中でもデータに対する習熟度が初級から上級と幅広かったため、「データ利用の障壁を下げる」という思いをこめて、コアターゲットは初級者を設定しコンテンツ作りを行いました。

2.何を届けるのか/受講者へ背景・理由をもれなく伝える
単に「データはここにあります」「データを見てください」だけでは浸透しないです。データ活用は目的を達成するための重要な手段の一つです。データを活用することで”期待する状態”や”将来像”を伝えることが必要だと考え、データによる恩恵やこの取り組みが組織として必要なことと合わせて伝えました。
伝えた中でも、私自身は以下が重要であると捉えています。

データという共通言語を理解することで、一緒に働く仲間と共通の"認識"と"課題"を持てる。結果、関わるサービスに変化をもたらすことができる。
データを見るメリットなど

3.より深く届けるために/取り組みやすい問題構成
前述の通り、今回は初級者をコアターゲットと設定しました。問題に対して過度なつまづき要素を減らし、以下に気をつけながら小さなサクセスを体験してもらえるような構成にしました。

初級者向け
・受講者が興味関心のある項目(ディメンション)であること
・問いに対するデータ(数値)を探すにあたり、検索しやさ・発見しやすさを念頭につまづきを減らすこと
・探した2個以上のデータ(数値)で気づき(比較)を自身で得ること

上級者向け
コアターゲットが初級者ではありつつも上級者も受講するため、基礎問題とは別に応用問題を作成。「目的⇨問い⇨仮説」のアプローチと回答例をセットにしたパッケージを用意しました。

問答のコンテンツ

ワークショップを実施にあたり準備してよかったこと

今回は合計で70名以上の方に参加いただきました。人数も多いためグループ制を取り入れたワークショップを実施しましたが、結果としてよかったので準備したことを記録します。

1.Redash負荷対策
今回のワークショップはRedash(BIツール)も組み合わせた構成にしました。受講者が複数同時にクエリを実行し負荷が高まる恐れがあっためグループ毎に代表を決めてクエリを実行し問題なく終えることができました。

2.グループでわきあいあい
事前に職種やデータ習熟度(独断と偏見)の2軸で偏りが出ないようグループ分けしました。結果、データの触り方を知っている人が自然とグループ内でリードをしてくれたり、受講者同士の目線でアレコレ話をしながら自分達で問題を解くことができたことは体験として評判がよかったです。


いろいろやってみた結果

コンテンツやワークショップを通じて、データカタログ「DataPot」の浸透率は全社員の70%を超えました。
また、ワークショップでは普段関わりが少ない人同士でもグループ内で盛り上が、ワークに取り組めたのはデータという共通言語が作り、繋げたコミュニティの形だなと改めてデータの大切さを感じました。
引き続きデータに触れることが楽しいことであることを伝え、データ活用の文化を広げていきたいと思います。


今回のバリュー

クリエイティブでいこう / Be Creative
クリエイティブというのは、ある状況に対して、前向きに楽しく問題を解決しようとする姿勢を指します。どんなに困難に見える課題でも、クリエイティブに解決する糸口は必ずあります。note株式会社のメンバーはそれを追い求めます。

おおきな視点で考えよう / Think Big
さまざまな課題に出会ったときに、短期的なことにとらわれずに、長期的な視点と顧客視点を持って、大きな視点で考えるようにします。売り上げも利益も、サービスに持続可能性をもたらす燃料にすぎません。自分自身と、家族、友人、そして社会に誇れる仕事をしよう。


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