noteみんなで「データで登りたい山」という目標を作ったら登りきった話
noteでデータアナリストをしている中川です。noteは11月で期が終わり12月から新年度がはじまります。まだもう少し残っている時期で張りますが、この1年取り組んできたことをまとめてみたいと思います。
オープン社内報とは?
一般的には社員しか見ることのできない「社内報」をだれでも見られるように公開することで、会社の中の様子を感じとってもらう記事企画です。
本日の担当:中川
私たちデータチームはデータで登りたい山というものをメンバーで考え、それを実現するために必要なアクションを設定し、それに向かって取り組んできました。当初は2年以上かかるかもしれないと思っていたものがほぼ完了することができました。
noteのデータをとりまくチームのお話
データチームは長らく、自分ひとりしかいないチームだったのですが、2022年2人のメンバーが増え3人に。また、データを生かしてnoteをよくしていくマーケティングチームが発足したりとデータを分析できるメンバーだけでなく、データ分析の基盤を整備してくれるエンジニアメンバーが急速に増えデータ活用の促進を促しやすい1年でした。
データチームだけでなく会社の規模が大きくなり、PM、エンジニア、ディレクターなどデータを活用してくれるメンバーももりもり増えていきました。結果として、意見の合意をとるためにもデータ活用する仕組みが必要になってきたのです。
データで登りたい山を作りました
ということで、データを活用する組織を作っていくためにどういうことが必要なのか、取り組んでいくことをはっきりさせるための明文化されたものを作ろうということにしました。
それを私たちは『データで登りたい山』と名前を付けながら進めていきました。やることがたくさんあってかなり高いところを目指したいと思っていたためです。
この『データで登りたい山』の重要なポイントは、データチームが、データに関連する人が主語ではなく、note社が、note社員がという会社全体でデータ活用を進めていくために必要なことを定義しようとしたことです。
結果、ポイントは四つに絞られました。
・データの収集・加工
・データの可視化
・データ分析
・データ活用のための意思決定
それぞれを明文化し、どのようなことができれば達成したことになるかのアウトプットを定義し、担当者、個別のタスクを決めて進めていくことになったのです。タスクの進行管理の責任はデータチームが持っていたものの、データ基盤チームやSREチームだけでなく、データを活用するチームのKPI指標の整理や進捗確認など会社全体で進めていくことができました。
登った結果
当初考えた登りたい山は、それでも1年では終わらないほどのボリュームを感じていたのですが、2022年度でやり切ることができました。
やり切ることができた理由として、明文化したことで、やることがはっきりしたことが挙げられます。はっきりしたということは、具体的なアウトプット(完了条件)をシェアできるようになったことで、無駄な作業や手戻りがへったことです。ゴールを共有しやすくなったことで、作業を頼みやすく、協力を得やすくなりったこともスピードが上がった要因だと思います。
達成したことのなかには、
・分析しやすい中間データ(複数のテーブルをJoinしたりせずに必要な情報がまとめられたテーブル)が整備されたこと
・ダッシュボードを作るにあたって、UIの標準テンプレートが整備されたこと
・アラート機能が充実したことなどがあります。
また、他チームと協力したり、社員を巻き込んでいく活動もしました。そのなかで実際に行ってきたことをいくつか紹介していきたいと思います。
くまさんを中心に実施したデータ活用のワークショップ
rinascimento さんは、社内のアラートシステムやMLモデル作成のトライなど新しいことをいろいろ進めてくれました。
mukuさんのSQL勉強会。入社後のフォローアップも早くて、今やチームで一番きれいなSQLを書いている気がします。本当に頑張り屋な彼女なのですが、まわりのひとにもSQLを広める役目まで。
つぎは シン・登りたい山
一度、作成した登りたい山は頂上に立ちました。正直、明文化した目標に対して最低限ギリギリで達成しているものもあります。が、同時にさらにデータ活用を推進していく上で必要なことも見えてきました。
そこで現在、12月から始まる新しい期に向けて、シン・データで登りたい山を鋭意、みんなで作成しています。かなりチャレンジングな課題がメンバーから上がってくるようになったことにもわくわくが止まらない状況です。
note社では一緒にデータで登りたい山を登ってくれる仲間を募集中です!!!
今回のバリュー
おおきな視点で考えよう / Think Big
さまざまな課題に出会ったときに、短期的なことにとらわれずに、長期的な視点と顧客視点を持って、大きな視点で考えるようにします。売り上げも利益も、サービスに持続可能性をもたらす燃料にすぎません。自分自身と、家族、友人、そして社会に誇れる仕事をしよう。
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