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素敵な短編小説

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#なんて知りません

夏なので怖い話でも

夏なので怖い話でも

稲川淳二さん風に読んでもらえると雰囲気が出るかも。

あんまり怖くなかったらすいません。

あれは僕がまだ中学生の頃です。

夏休みも中盤に差し掛かり、じめっとした暑い日が続いていました。

その日は隣の市で祭りがあるとのことで、当時仲の良かった友達3人と

自転車を漕いで向かいました。

夕方とはいえ、わざわざ着た甚平も汗でびっしょりに濡らしながら、

山道を立ち漕ぎし、「お前必死だなぁ」なんて

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