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言語聴覚士の起業備忘録-①-成り行き起業

言語聴覚士として働き始めてから10年

病院や訪問リハビリ、放課後等デイサービスなど、いろんな所で働きました

その中で「平日暇やなぁ」と思って始めた副業ですが

めぐりめぐって独立起業することになりました。


はじめは嚥下食の研究から始まって、地域の勉強会で講師させてもらったり、SNSで知り合った人たちと研究してました

講師といっても講師料1,000円のボランティア的なものでしたが…

今思えば良いように使われただけなのかもしれないけれど、良い経験だったから良しとしましょう


その後も一人で活動し続けていたら、ひょんなことから放課後等デイサービス社長とお知り合いに…

そこから本格的に副業がビジネスに変わっていきました


相手に求められているもの

自分がやりたいこと

自分の好きな働き方


いろんなことを考えながら5年くらい悩み続けました

設立時から働いている病院にも愛着があるし、家からも近いし、残業ないしで悪いところは一切ない職場でしたので

辞める時は相当勇気が要りました

とはいえ、人間欲張りなものですので

自由に働いてみたい、やってみたいことを我慢しながら今後30年同じ場所で働き続けることは私の性に合わなかったようです


決めては同い年の同僚が独立して、独立した後に会っても変わらず楽しそうにしている姿を見て

「あ、もっと気楽に構えていいんだ」と考えさせられたことが大きかったと思います


別に起業とか独立に憧れはあんまりなかったけど、親が一人で会社経営してきている姿をずっと見てきたので

「そのうちこうなるんかなぁ」とは内心思っていました。

ほんとに自分も独立するとは全くおもってなかったですが。


で、気楽に考えて自分がどうしたいかに素直に従ったところ

独立する選択に至ったわけです


当然生活がありますから、独立を考えてからは「副業」と言い訳せずにしっかりとビジネスとして病院勤務しながら休みなく頑張りました

病院勤務が終わった後、毎日1時間勉強して公認心理師を取り
平日休みは方々に挨拶して存在を知ってもらい
休日は子どもと全力で遊ぶ

そうして過ごしていると年間休日数なんてどうでもよくなります。ほんとに。

おかげで生活できるレベルの収入を見込める状態で独立できました。


病院にもよくしてもらえて、パートへ切り替えして週1回AM勤務を用意してくれました

週に一度は慣れ親しんだ職場で、同僚と会って話せるのはとっても精神が安定します

時給も交渉させてもらえて、感謝してもしきれません


起業するにあたって学んだこと

  • ビジネスで大切なのは、能力よりも義理人情

  • 「自分で考えたこと」に価値はない

色んなビジネス書に書いてあるけどピンと来てなかった「能力<義理人情」は、自分事になってようやく身に沁みました

私は大した能力などありません

せいぜい暗記や試験が得意で、誰とでも無難なコミュニケーションが取れる程度の若輩者です

それでも信頼関係が積み重なれば、ビジネスになってくれました

大人になって付き合う友達は限られてくるのと同じように、ビジネスも同じ人たちで回していくんだろうなと感じました


こんな感じで自由に書いていこうかな

同じように悩んでいる人の参考になればいいなと思います

次は「副業は所詮副業」みたいなテーマで書こうかな

お楽しみに~

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