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日弁連が性犯罪の厳罰化に反対、理由は「身体への影響が少ない」から

法務省が今まで強制わいせつ罪として取り扱った性犯罪を強姦罪に改定し刑の下限を5年にすることを検討しているがこれに対して「身体への影響が少ないから」という理由で日弁連が反対して以下の意見書を公開しました。

性犯罪の罰則整備に関する意見書
file:///C:/Users/user/Desktop/opinion_160915_4.pdf

これに対して57の被害者支援団体が抗議、「性暴力と刑法を考える当事者の会」は日弁連に質問状を送っているが日弁連はこれに回答していない。
なぜ被害者支援団体の質問状を無視してまで性犯罪の厳罰化に反対なのか?

「性表現への規制や薬物治療・心理療法」、「(長期の拘束により性犯罪者が)社会への不適応を大きくする懸念」、「虐待した家族へのカウンセリング」等々とにかく加害者を更生させることに力を入れるべきとする意見であるが被害者のケアについては何も語られていない。
どうも弁護士界隈は性犯罪の加害者にしか寄り添う気が無いように思える。
少なくとも抗議した団体の質問状に無回答を貫く日弁連が被害者の立場になって考える事はないと見て良い。
そもそも「身体への影響が少ない」という理由で厳罰化に反対という理屈が理解できない。
影響が少ないからあまり責めるなとても言いたいのだろうか?
加害者は罪の無い人を傷つけて人生を狂わせている訳だから厳罰化したからって再犯を防げないという理由で受けさせる罰を重くするなという発想が間違いですね。
なぜなら仮に厳罰化しても再犯が防げないなら寧ろ(加害者を)二度と社会に出すべきじゃない、それだけのことです。

https://jp.knoema.com/atlas/topics/犯罪統計/暴行誘拐強盗性的暴行/国家レベルでのレイプカウント

余談ではありますが引用元の統計によれば日本は性犯罪のカウント数が低い事が判ります。(計測が2014年で止まってるけど)
一方でアメリカが性犯罪のカウントがダントツで高く、インドも日本に比べれば桁違いに高いカウント数を出しております(統計が2013年で止まっているので2013年で比較すると日本:1,409、インド:33,707という結果になっています)
ここで注目すべきは「性表現への規制」が厳しい国の方が日本より性犯罪が多く起こっていることであり日本の弁護士が性犯罪の防止策として挙げた一つの「性表現への規制」が全く役に立たない事が判ります。

こちらのサイトでは様々な性犯罪の統計を掲載しておりますがどうも「性表現がゆるい時期」の方が性犯罪が少ないように見えます。
やはり「性表現の規制」で性犯罪を減らすことは出来ませんね。
更に言えば日本の様な性表現に寛容な国で性犯罪を起こすという事は加害者の人格に問題があると見るべきなのでこういう観点から見ても性犯罪の厳罰化は必要だと考えます。
あと世界各国の性犯罪に対する対応を見習うべきです。


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